斜面地の土地や空き家の活用へ 国有地が市民農園「さかのうえん」に 九州初の取り組み【長崎市】
テレビ長崎
利用が困難となった斜面地の土地や建物をどう活用するかについて、国と自治体が意見を交わす会合が長崎市で開かれました。 福岡財務支局が5日に開いた意見交換会には、斜面地の多い長崎市や佐世保市、福岡県北九州市の職員など約30人が参加しました。 テーマは「利用が困難となった斜面地の空き地や空き家をどう活用するか」です。 財務省 福岡財務支部(管財部管財総括第一課)阿部 一博 課長 「今後、斜面地の利用困難な財産は増える見込み。その課題を少しでも解決できるアイデアを出し合ってほしい」 市民団体「長崎都市・景観研究所」は、11月から国の管理委託を受け、市内の斜面地にある国有地を「市民農園(プロジェクト名:「さかのうえん」)」として活用することを報告しました。 この取り組みは、九州では初めてです。 長崎都市・景観研究所 平山広孝 代表 「斜面地ならではの人の営みを作ると、それが長崎らしい町並み景観になっていくと思う。斜面地でしか得られないもの、斜面地だからこそ得られるものを見つけ出す。資源として見直されて、皆さんの暮らしが豊かになる」 会場で挙がった意見は、各自治体での課題解決にいかしていくいうことです。
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