【子どもの美容】高校球児もUVケアをする時代!中高生にUVケアの重要性を皮膚科医と美容エディターが伝授!
子どもたちの肌悩みや関心事である美容のあれこれをウォブクリニック総院長の髙瀬聡子先生と美容エディターの藤井優美さんに教えてもらう美容塾。今回はUVケアについてのノウハウを教えてもらいました。 【写真】中高生にオススメのUVケアをみる!
子どものUV対策、どうしていますか? いつから始めたらいい?
昨年の全国高等学校野球選手権大会(高校野球)に出場した選手が、「ニベアの日焼け止めを使用している」とコメントし、大きな話題になりました。美肌への関心は男女問わず、しかも低年齢化してきていますが、「肌のことを考えるならば、UVケアは基本」と話す髙瀬先生。 Q:子どもにUVケアは必要ですか? 髙瀬:「紫外線対策をしている=美容感度の高い人」と思われていますが、日本人の三大がん疾患に「皮膚がん」が入ってくる可能性が出てきているのです。現にオーストラリアを始めとする紫外線量が多い国や地域では皮膚がんは上位にあり、UVケアは必須と言われています。UVケアはシミ・シワのための美容ではなく、皮膚がんから守るためのお手入れとして認知されていくでしょう。 藤井:うちの娘は幼児のころからUVケアをしていて、小学生くらいからは自分で塗らせています。ただ、UVケアを通年でおこなうという意識はなく、夏の暑い日くらい。習慣になっていないため、ちゃんと塗っているとはいいがたい状況ですね。とはいえ、中学生になり肌や髪・おしゃれのことが気になりだしてからは日焼け止めを使うようになっています。
Q:毎日のお手入れ、いつから始めたらいいですか? 髙瀬:これからの時代、UVケアは必須です。UVケアは子どもが幼少期の早いうちから習慣化させること。外出する際は洋服や帽子、日焼け止めも併用し、肌を守ることを習慣にしてください。 藤井:SPFやPA値はシーンに合わせて使いわけし、1日中屋外にいる時は塗り直しも大事ですよね。 髙瀬:SPFやPAなどの紫外線防御指標は高い方が良いに越したことはありませんが、まずはきちんと使うことが大事。ベタつきや密閉感を嫌がるお子さんに無理やり使うことはありませんが、今はジェルや乳液などテクスチャーの軽いUVケア製品もたくさん出揃っているので、使い心地の良さを優先してください。そして、日焼けした後は保湿ケアを必ずおこないましょう。 藤井:洗顔・保湿・UVケアまでが美肌の基本と考えています。娘にも「(子どもの肌はほぼみんなキレイなのですが)こんなにキレイな肌で生まれてきたのだから、今からスキンケアをきちんとすれば、これから年を重ねても肌で大きく悩まないよー」と声掛けしています。洗顔・保湿(今はビタミンC化粧水+ジェル保湿)に関しては、それこそ生まれたときからやっていたので、習慣化しています。