カメラマン西村仁見氏が写真展 「楽しい時間でした」軽トラの魅力を語る
ニコンカレッジ講師でカメラマンの西村仁見氏が21日、ニコンプラザ大阪で開催中の写真展「Kトラ物語 K―TRUCK DREAMY」(2025年1月8日まで)のトークイベントに出席した。 同社が写真文化活動の一環として設置している「THE GALLERY」内で人気カメラマンなどによる作品展などを企画し、発信しているもの。今回は同社の講師として人気の女性カメラマン・西村氏が、世界で注目を集めている車両「K―トラック」を擬人化し、旅しているとイメージした作品33点が展示されている。 この日、同社には西村氏のトークイベントに参加しようと多くの人が集まり、立ち見が出るほどの大盛況だった。沖縄からやってきた女性は「知人の紹介で10年ほど前に西村さんを知り、SNSでメッセージの交換をし、西村さんが沖縄に来た際には一緒にドライブしたり…。直前まで大阪に行くか迷ったんですが、展示作品を見て、来てよかった」と笑顔を見せた。 西村氏は子供の頃、毎日のように祖父の畑仕事に付いて行き、田畑に囲まれた環境で朝から夕方までを過ごしていたと語り「好きな風景のひとつがKトラ(以後、軽トラと表記)のある風景。今まで撮りためたものがあるから楽できるかなと思ったんですが。軽トラをテーマに決めたら撮り方が変わり、1年間あちこち撮影しに行ったので、結構しんどかった」と振り返った。 本作品の撮影に際して「たくさんの農家の方々と接することができました。こちらから撮影をお願いしているにも関わらず、みかんなどをくださったおじいちゃん、マニュアル・トランスミッションの軽トラをエンストさせず華麗に運転されるおばあちゃん、祖父の代から乗っていたと思われる歴代の軽トラを玄関先に飾る農家の方、皆さんはとても軽トラを大切にされており、色々なこぼれ話を伺うのも私には楽しい時間でした」と語った。 最後に「海外でも注目される軽トラック、その魅力をぜひ満喫ください」とアピールした。
東スポWEB