JFEスチールのグリーン鋼材、資源循環型コンテナーの取手部分に採用。棒鋼・線材で初
JFEスチールは16日、グリーン鋼材「JGreeX（ジェイグリークス）」が棒鋼・線材分野で初めて採用されたと発表した。佐藤製作所（本社・三重県桑名市）が製造する100％再生プラスチック使用の資源循環型コンテナー「LOOPOX（ルーポックス）」の取手部分に使われる。鋼材（普通線材）は住友商事グローバルメタルズを通じて鈴豊精鋼（本社・名古屋市緑区）で加工され、佐藤製作所でLOOPOXに組み込まれる。従来もJFEの普通線材が使用されているが、11月頃からJGreeXを採用したLOOPOXが販売・出荷される見込み。 LOOPOXは、佐藤製作所と新東通信（本社・名古屋市中区）が普及を目指すサーキュラーエコノミー製品。標準サイズは410ミリ×340ミリ×200ミリで耐荷重は約30キログラム。本体の原料は再生ポリプロピレンで、製品寿命が尽きれば次回製品の原料として再利用できる。 再生原料の活用により原料製造に係るCO2排出量を大幅に削減しており、JGreeX採用でさらなる削減につなげる。
