主導権はホンダ、「日産救済」は否定 統合協議「100年に一度の変革期」
■ホンハイによる日産買収提案の影響は?
会見では、こんな場面も見られました。 三部社長 「(Q.日産の「ここにほれた」ところは?)難しいな…。もちろん伝統もありますし、名車もたくさん出している名門企業ですので...」 両社が経営統合の協議入りを急いだ背景には、「台湾のホンハイ精密工業の動きが影響した」との見方もあります。 ホンハイ精密工業の日産への買収提案が与える影響については、次のように述べました。 内田社長 「そういった我々に対するアプローチの事実はありません」 三部社長 「ホンハイ様の動きは全くつかんでおりませんので、ちょっと質問にはお答えできないということです」 ホンダと日産が一緒になれば、研究開発拠点の統合や生産体制の合理化など、無駄を省く努力が必要となってきます。下請け企業にとっても、気が気ではありません。 日産の取引先企業 「ホンダ主導になると、日産の仕事は少なくなるのかなと。どう転ぶかわからないので、良いほうに転ぶのか悪いほうに転ぶのか」 今後、どのような未来が待っているのでしょうか。 三部社長 「シナジー効果というのは必ずしも減産とか削減の意味ではなく、うまく組み合わせると両社が伸びていく可能性が十分あるのではないかと。今一度、世界をリードしたいと思っていますので。きょうは“一歩目の検討”と理解していただければ」 内田社長 「5年後、10年後に『今回の決断は正しかった』と、両社の従業員を始めとする多くのステークホルダーの皆様に言ってもらうことが私の一番の願いです」 (「グッド!モーニング」2024年12月24日放送分より)
テレビ朝日