King & Prince 永瀬廉、ソロ曲「染み」で広める仲間の才能と努力 西畑大吾・正門良規にも共通するもの
永瀬廉・西畑大吾・正門良規の3人に共通する“プロ意識”という根性
一方、ギターで参加した正門のスキルにも注目していただきたいところ。2023年にはAぇ! groupとして『イナズマロック フェス 2023』に参戦。熱い演奏でロックファンからも高い評価を得たことで、CDデビューへの勢いをつけた印象だ。 日頃、温和なオーラを醸し出している正門だが、ギターを持つとその雰囲気は一変。雄々しいサウンドを奏でながらも、クールな表情を浮かべる。その情熱的でありながら、どこか淡々とした職人のような硬派な雰囲気のギャップに色気さえ感じるのだ。2020年、ジュニアによるエンタメサイト『ISLAND TV』にて「#おうちで関ジュ」と題して自宅で撮影したVTRを発信する企画があったが、そこで正門はギターの練習方法を紹介していた。指を2本ずつ動かして順に音階を奏でていく基礎的な練習。それを「1日10~15分くらい。1週間ぐらいやれば!」とサラリと言っていたところに、正門が続けてきた地道な練習を垣間見るようだった。 こうして振り返ると、この3人がどんなに環境が変わったとしても仲睦まじく歩めてきたのは、入所のタイミングが重なっただけではないように思えてきた。きっと「プロ意識」とも言い換えることのできる「根性」が、彼らには同じくらいの強さで備わっていたからではないだろうか。そんな西畑と正門の才能や努力を、今回コラボ曲という形でさらに広く知らしめることに成功した永瀬。「使えるものはどんどん使って、自分が楽しいことをして、自分たちがやりたいことをやっていくべきだと思う」と言った言葉が、グループの垣根を越えて、大切な仲間の魅力をどんどん発信していきたいという意思表明にも聞こえた。SNS、バラエティ、楽曲……と続いてきた同期3人の活躍。ぜひとも、さらなる新しいコラボにも挑んでもらいたい。
佐藤結衣