【高校ラグビー】東海大仰星が常翔学園との大阪対決を3点差で制す 連覇を狙う桐蔭学園と7日決勝
◆全国高校ラグビー第6日 ▽準決勝 東海大大阪仰星29―26常翔学園(5日・花園) 東海大大阪仰星(大阪第2)と常翔学園(大阪第3)の大阪対決は東海大大阪仰星に軍配が上がった。優勝した第101回大会以来、3大会ぶりの決勝進出となった。 前半6分、東海大大阪仰星が左ラインアウトからモールで押し込み、フッカー浜田素良(3年)が先制トライを決めた。常翔学園も負けじと前半13分、右から走り抜けたWTB藤間悠太(3年)が同点トライ。5―5となった。互いに反則やパスミスが続くなか、22分に東海大大阪仰星が左ラインアウトから再びフッカー浜田が押し込み、勝ち越し。リードを広げ、前半を折り返した。 後半は東海大大阪仰星が開始4分から仕掛けた。SO吉田琉生(るい)主将(3年)が相手DFの間を走り抜け、中央左にトライ。ゴールも決まり、17―5とした。しかし、ゴール5メートル手前で東海大大阪仰星が反則。常翔学園はスクラムを選択し、ボールをつないで、13分にフッカー矢富蓮(3年)がトライを奪った。 17―12と追い上げを見せたが、東海大大阪仰星のWTB隅田陸斗(3年)がこぼれ球を拾ってトライ。さらに、20分にもトライを決め、東海大大阪仰星が17点のリードを広げた。しかし、後半29分、常翔学園CTB立花幹太(3年)が意地のトライ。ゴールも決まり、10点差と追い上げると、ロスタイムに常翔学園がトライ挙げ、会場は大歓声。大阪対決は29―26の接戦となり、最後は東海大大阪仰星が守り切った。 12大会ぶりの優勝を目指した常翔学園は大阪対決に敗れた。東海大大阪仰星は7日の決勝で連覇を狙う桐蔭学園(神奈川)と戦う。
報知新聞社