居眠り運転で人身事故、速度超過など…川崎市営バス、運転手5人を懲戒
川崎市交通局は6日、自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)の罪で相模原簡裁から罰金40万円の略式命令を受けた鷲ケ峰営業所の男性運転手(46)を停職4カ月とするなど、計5人を懲戒処分にした。 【写真で見る】川崎市営バスの路線バス 同局によると、男性運転手は2021年10月3日午後9時50分ごろ、相模原市中央区の国道交差点で軽乗用車を運転し、自転車で横断歩道を渡っていた10代の男性に衝突して男性に重傷を負わせ、気付かずにその場を離れた、としている。赤信号を見逃したという。男性運転手は22年4月に県警の取り調べを受けるまで事故を起こしたことに気付いていなかった。その後「居眠り運転をしていた」などと明らかにし、23年4月に相模原簡裁から略式命令を受けた。現在は病気で休職しているという。 また、同年11月~今年1月に起終点でバス車内のドライブレコーダーの電源を抜いて私物の参考書を読むなどした男性運転手(55)と、7月17日に麻生区内で路線を誤った上、運行管理者に報告しなかったほか、経路復帰途中に速度超過を繰り返した男性運転手(60)をそれぞれ停職1カ月とした。 8月6日に宮前区の交差点で経路を誤った上、再発防止策の実施を怠った男性運転手(58)を減給1カ月、5月25日に宮前区内の交差点で誤って直進した男性運転手(59)を戒告とした。
神奈川新聞社