10年ぶりに連ドラ主演の星野真里「世の中にはこんなにも温かい世界があるんだよって」娘の病気を公表した理由
約10年振りに連ドラでの主演オファー
そんな日々の中で、新作ドラマ『きみの継ぐ香りは』に出演することとなった。広瀬桜の息子・透輝に初めてできた恋人・星井叶は桜の初恋相手の萌音の娘だった……という親子2世代に紡がれる“初恋”と”家族愛”をテーマにしたヒューマンドラマ。星野さんが演じるのは主人公・広瀬桜役。 「オファーを聞いた時は、“私で良いんですか”っていうのが最初の感想でした。それから原作コミックを読ませてもらったんですけど、作者の小川まるに先生がとても温かい眼差しで、それぞれの登場人物を描いて下さって、あっという間に引き込まれていましたね。桜の気持ちに沿って早く次を読みたい、次を読みたいという感じで一気に読めました」 実は星野さん、連ドラで主演を務めるのは約10年振りだとか。 「そんなに経ってしまったんだってちょっとビックリしました(笑)。昨年、映画でご一緒したプロデューサーの方が声を掛けて下さったので、すごく光栄ではありました」 演じた桜については 「自分の気持ちにもだと思うんですけど、ひとつのことに真っすぐに取り組んできた女性なのかなって。萌音と出会うまでは友達と言えるような人にもなかなか出会えなかったと思うんです。だからこそ、そういう人が見つかった時にきちんと大切に出来るということが素敵な女性ですよね」 桜の息子・透輝は“ワン・ナイトで出来た子”という設定だ。 「広瀬家は世間からは色んなことを言われてしまいそうなカタチの家族なのかもしれないですけど、息子と二人の関係や絆、一緒にいた時間というものの強さだったり温かさとかに対してはすごく尊いなって思うんです。これも愛だよね、親子だよね……ということを桜は透輝からは教えてもらった気がしますね」 星野真里(ほしの・まり) 1981年7月27日、埼玉県生まれ。O型。T156。幼少の頃から児童劇団に所属しCMやテレビドラマに多数出演。2005年に公開された映画『さよならみどりちゃん』で映画初主演を果たし、第27回ナント三大陸映画祭で主演女優賞を受賞。近作に、『ビリオン×スクール』、『全領域異常解決室』などのドラマや『新生!熱血ブラバン少女。』などの舞台がある。 鈴木一俊
鈴木一俊