トルコ製造業PMI、10月は45.8に上昇 7カ月連続50割れ
[イスタンブール 1日 ロイター] - イスタンブール商工会議所とS&Pグローバルがまとめた10月のトルコ製造業購買担当者景気指数(PMI)は45.8と、好不況の分かれ目となる50を7カ月連続で下回った。 ただ、9月の44.3からは上昇。生産、新規受注、購買活動、雇用の縮小ペースが緩和した。 厳しい市場環境が続く中、新規受注と輸出が低迷。生産が7カ月連続で減少した。需要低迷で雇用と購買活動も縮小した。 仕入れ品の在庫は2020年以降で最大の減少を記録。投入価格と産出価格の上昇ペースは鈍化した。 S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのエコノミクスディレクター、アンドリュー・ハーカー氏は「トルコの製造業は厳しい需要環境下で引き続き圧力に見舞われている」とした上で、インフレ圧力が再び低下したことはプラス要因だと述べた。