楽しい事をして年を取りたい!齢四十の同級生が振袖姿でカメラにパチリ『W成人式』還暦でまたやろうね!
富山テレビ放送
今月13日は「成人の日」ということで、各市町村で「はたちの集い」が開かれますが、私たちの頃、ほんのちょっと前までは「成人式」でした。 これを前に同級生が集まってみんなで振袖姿を披露する「W成人式」という催しが開かれました。 いったい何が「W」なのでしょうか。 去年暮れ、振袖の着付けにヘアメイクと晴れの日の身支度に余念がない女性たち。 これから始まる「W成人式」の準備です。 成人式の象徴とも言える振袖姿で、女性たちが臨む「W成人式」、気になる「W」の意味は、 *参加者 「私たちは、40歳です!」 40歳の節目に振袖を着て記念写真を撮る、これが「W成人式」というわけです。 女性たちが集まったのは富山市婦中町にある撮影スタジオ。 美容師の佐野好美さんが呼び掛けて実現しました。 *佐野好美さん 「(小学校の行事で)1/2成人式ある。W成人式あってもいいんじゃない?みたいなそんな感じで。60歳になったら還暦だから間の40歳で何かできんかな?と思って、あえて振袖で!」 佐野さんの高校時代の同級生7人が参加しました。 Q)どうして参加しようと思った? 「着物着たいなと思って。成人式以来、1回も着てないんで私、20年ぶりなんで着たいなと思って」 着付けとヘアメイクが整った人からまずは1ショットで撮影していきます。 皆さん、思い思いのポーズで。 二十歳の時、両親に買ってもらったという振袖を着た水本まりのさんです。 *水本まりのさん 「成人式ぶりです。」 Q)買ってもらったけど1回しか着ていない? 「1回しか着てない、娘二人が成人式なので一緒にこれ着ます。」 Q)けっこう高いものじゃないですか? 「そうですよね、ほんと!いま自分の娘にしてあげれるかって言ったら難しいですよね。ほんとにすごい感謝しています。」 改めて感じる親への感謝の気持ち、それも40歳ならではの思いかもしれませんね。 *水本まりのさん 「帯で100万円だって言ってました。」 Q)これ着るってお母さんに言いました? 「言いました!喜んでました写真撮ったら見せてねって言ってました。」 渋い色合いが好きだったという水本さん。 アクセントとなるピンクの帯揚げに母親の思いを感じ取ったようです。 *水本まりさん Q)ここはピンクだったんですね? 「かわいいところ、入れたいらしくって!お母さん願望ですよね。こんだけシックやからどうしても若さとピンク入れたい、もう若くないがに、ピンク入れるんかなと思って!ここだけでもかわいくおってほしいみたいな!」 水本さん、20年ぶりの振袖姿です。 W成人式をみんなでやろうと呼び掛けた美容師の佐野さんも振袖姿に。 最後は8人全員そろって記念撮影です。 *参加者 Q)W成人式やってみてどうでしたか? 「楽しかった!」 「良かったよね、すごいいい思い出です。3歳の頃からの幼馴染なんです。ふたりとも結婚して子供、子育て、日々もういっぱいいっぱい。家族のために。お互い元気にいましょう。」 撮影を担当した矢地真也さんは、 *矢地真也さん 「最近、皆さん本当に若いんで撮ってて、あれ二十歳じゃない?っていう。やりたい人いたら、どんどん言っていただければ、広めていきたいですよね。」 *佐野好美さん 「高校の時の同級生たちと 集まったからその時に戻った感じで楽しかったです。また20年後みんな元気やったら振袖着て写真撮ろうねって話しとったから、その時は、またみんなで振袖着て赤い ちゃんちゃんこを着るか、またみんなで企画できたらいいなと思ってます。楽しいことして年とりたいですね。」 楽しいことをして年を取りたいと40歳のW成人式を企画した佐野好美さんは次の節目、60歳の還暦でもみんなで振袖と赤いちゃんちゃんこを着ると話していらっしゃいましたが人生100年時代と言われてますから、80歳、100歳でも同級生が振袖姿で集えたら素敵ですね。
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