【部屋がつい散らかりがち…】いつもキレイに保つためのコツは?
今回植松さんにアドバイスしてもらうのは、お片づけの“あるある”お悩み。ぜひ人生の参考に! 〈漫画で見る〉捨てられない私”から脱出!「絶望」することから始まる真実の片付け術
教えてくれたのは……植松晃士さん
ファッションプロデューサー 辛口だけど愛あるアドバイスは、ときにファッションの枠を超え、ハッピーな人生を摑むカギに!
お悩み:部屋が散らかりがち。いつもキレイに保つためにはどうすればいいですか?
洗濯物はたたまず棚の上に置きっぱなし、食器は洗わずそのままにして、毎週末大掃除をしないといけないほど。毎日ちょこちょこやればいいと思いつつ、仕事終わりはダラダラしたい欲望に負けてしまいます。 ペンネーム:ふわさん(27歳・会社員)
植松さん 安心してください。これは悩まなくていい。 常連M おっ、いつになく優しいお言葉!(笑) 植松さん これはね、モノに囲まれて豊かな暮らしをしている証拠。特別なことではなく、もはや現代病で、たくさんの人がかかっていると思うわ。だいたいね、常にキレイにするってことは義務じゃないのよ。ただ、毎週末、“大”がつくほどの掃除をしているということは、すごいエネルギーと時間を使っているはず。そこにストレスを覚え始めているなら、散らからないようにするしかないわね。 常連M それがわかっているけど、できないって人多いよね。職場の先輩がよく嘆いているのを見かける。まず、ルンバを作動させる状態にするのが大変だって。ちなみに、私の部屋は全然散らかってない! 植松さん 常連Mは、前世が、キレイにしていないと罰せられていた囚人だったのかもね……。で、どうすればいいかというと、“捨てるマニア”“増やさないマニア”になるのよ。モノがありすぎるから、散らかるの。だから散らかさない努力の前に、まずはモノを増やさない努力が大事。とはいえ、化粧品をはじめ、捨てるのも大変だし、モノに対する愛が深いから、増やさないのも難しいのよね~。だから、とりあえずモノを押し込んでおけるような“開かずの間”的なスペースを確保して、フタをしちゃうという手もあり。 常連M でも、すぐパンパンになりそう。 植松さん 残念ながら、そうなのよ(笑)。やっぱり日々、コツコツやるしかなくて、都度都度片付けるクセさえつけば散らからないし。後回しにしちゃうとどんどん散らかって、大掃除してリセットし、でも、また散らかるループに。これはね、美肌づくりと一緒。朝晩のスキンケアが大切でしょ。今の状態はそれなしで、毎週末、オペ的な美容医療をしているようなもので、ムリがある。とにかく一発逆転はないから、ストレスに感じるなら、コツコツね。 撮影/伊藤泰寛 ヘアメイク/松本晃幸 スタイリング/曽我部将人 イラスト/中根ゆたか 取材・文/楢﨑裕美 Edited by 松本 薫
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