“値上げの波”続く中で「値下げ&増量」 スーパー&コンビニの狙いは?
ファミリーマート・商品本部商品企画部 阿部大地さん 「人気の定番商品が40%増量。お値段そのまま」 値段を変えず、内容量をほぼ40%増やすというこのキャンペーンは、今年で4回目を迎え、これまで人気の高かった商品を選んだといいます。さらに今年は女性客の増加や暑さのニーズを狙い、アイスも追加。3週間にわたって全12種類の商品が“実質値下げ”されます。 ただ、値上げの波はこの先も止まりません。帝国データバンクによると、値上げラッシュは9月や10月も続きます。アイスや清涼飲料水などの値上げが相次ぐのです。
こうした状況にあえて“値下げ”を続けることに踏み切ったところも… 東武ストア・日配食品部長 高橋宏典さん 「昨年の8月から実施しているが、好評につき、今年の年末までは(値下げ)やってまいりたい」 季節に合わせ、毎月200種類ほどの商品を値下げしているスーパー「東武ストア」。値下げをした商品は去年と比べて約1.5倍の売り上げに。節約意識が高いなか、客のニーズが高い商品の値下げをすることで、集客を狙っていました。 東武ストア・日配食品部長 高橋宏典さん 「個人消費は物価高の影響で、まだまだ停滞傾向。頑張って毎日の暮らしに必要な商品を値下げして、よりよい暮らしに貢献していきたい」 お財布のひもがゆるむよう、企業には、今後も賃上げに取り組むことが期待されています。