トイレ直後のグルーミングで「フレーメン反応」をする猫 口をあんぐり開けた姿からわかること|獣医師解説
【獣医師解説】トイレに行った直後のグルーミングで「フレーメン反応」をする猫の心理
マヨくんはお昼寝から目覚めるとトイレに行き、出てきてからグルーミングを始め、その後にフレーメン反応をしていました。この一連の行動からは、どのようなことが読み取れるのでしょうか。ねこのきもち獣医師相談室の原 駿太朗先生に聞きました。 原先生: 「猫の上顎には、『ヤコブソン器官』と呼ばれるフェロモンなどを感知する器官があります。気になるニオイが現れた際に、猫は口を少し開けてニオイをその器官に取り込む動作を見せます。これを『フレーメン反応』と言います。今回のマヨくんはトイレ後にフレーメン反応を見せていましたが、自身のおしり周りのニオイが気になったのではないでしょうか。もしくは、そのときの香りがいつもと違ったりしたのかもしれませんね」
フレーメン反応はどの猫でも見られるの?
原先生: 「どの猫にもヤコブソン器官はあるので、理論上はどの猫でもフレーメン反応が見られるはずです。フレーメン反応が見られやすいかどうかに一定の法則はありませんが、『気になるニオイを嗅ぎにいく機会が多い』という点で考えると、好奇心の強いコなどは多く見られる傾向があるかもしれませんね」 (監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・原 駿太朗先生) 写真提供・取材協力/@mayotan1118さん/Instagram 取材・文・構成/雨宮カイ ※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2024年7月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
ねこのきもちWeb編集室