ルノーのアイコンが帰ってきた?果たして新型「ルノー5 E-TECHエレクトリック」はニューアイコンとなりうるのか?
ルノー5 E-TECHエレクトリック(Renault 5 E-Tech Electric):ルノーのアイコンが帰ってきた。ルノー5は、e-モビリティへの移行を強化し、ブランドの変革において重要な役割を果たすことを目的としている。
手頃な価格の電気自動車は、現時点ではまだ数少ない。メーカー各社は、大衆が購入可能なニューモデルを少しずつ発表しているに過ぎない。ルノーもまた、手頃な価格の電気自動車を提供したいと考えている。そこで、ルノーは伝説的な名車ルノーサンク(R5)を40年以上の時を経て、再び市場に送り出そうとしている。 ルノーのアイコンが帰ってきた?果たして新型「ルノー5 E-TECHエレクトリック」はニューアイコンとなりうるのか?
1970年代初頭の石油危機に対応して、この小さなフランス車はわずか10年あまりで900万台以上を売り上げた。「R5」の新型はすでに2021年にコンセプトカーとして発表されており、過去のカルト的な小型車のスタイルで、成功したモデルシリーズを現代に蘇らせる予定だった。そして今、コンセプトカーとほぼ同じ出で立ちでシリーズバージョンが登場した。
注文開始時は52kWhバッテリーのみ
「ルノー5」は2024年5月31日に受注が開始され、当初はより大きなバッテリー(52kWh)を搭載した、「テクノ」と「アイコニック ファイブ」のトリムレベルでのみの販売となる。価格は32,900ユーロ(約555万円)から。最初の納車は今秋からと予定されている。 より小型の40kWhバッテリーを搭載したベーシックバージョンを好む人は、辛抱強く待つ必要があるだろう。ルノーはこれを2025年まで提供する予定はないようだが、価格は24,900ユーロ(約420万円)からとなる。
レトロなデザイン
もちろん、コンセプトカーが持っていたディテールのすべてが量産化されるわけではない。例えばヘッドライトは、以前はジグザグ状の細い光の帯だったが、LEDライトに変更された。上質なデイタイムランニングライトのシグネチャーがヘッドライトガラスに埋め込まれ、浮いているように見える。
R5の縦型リアライト
クラシックな「R5」の引用はリアビューにも見られる。「R5」は、ルノーで唯一、縦に配置されたリアライトを持つモデルだ。エクステリアの外観は、かつてベンチレーショングリルが配置されていたボンネット上の充電インジケーターによって丸みを帯びている。しかし、歴史的な先代モデルと比較して、大きく変わってしまったのがそのボディサイズである。全長は、先代の「R5」よりも30cm近く長い3.92mになった。これは「クリオ」より9cm小さく、「トゥインゴ」と「クリオ」の中間に位置する。