もはや疫病神扱いか 「岸田首相」は自民党総裁選で誰を応援するのか
総裁選にフルコミット
上川氏は推薦人確保について問われた際の、「20人をはるかに超える支持をいただいている」と答えた。 「選挙につきもののいわゆる“あるある”話なのですが、楽勝だとか優勢だという話が流れると、陣営の空気が緩む傾向があります。上川氏の場合、20人をはるかに超えるのであれば他に行くよなどと言った議員がそれなりにいたとか。実際はそんな余裕がある状況ではないのに、上川氏は自らを大きくみせようとしたということでしょう。推薦人集めに奔走する議員が嘆息していたと聞きました」(同) 岸田首相は林氏、上川氏のどちらを支援するのか、あるいは別の意中の候補がいるのか明らかにしていないとされる。 「人気のない総裁が支援しているというのは相手の評価を下げる可能性があるので、最後まで具体名を明かさない可能性もあるでしょう。ただ、総裁選にフルコミットしていることは間違いありません」(同) 支援される側に岸田首相の意思はもちろん伝わっているのだろうが、それをオープンにするのがプラスに働くかといえば難しい。現職の首相が疫病神みたいな扱いというのも気の毒な話だが、決選投票後まで判明しない可能性もあるようだ。 デイリー新潮編集部
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