「深い悲しみに耐えません」スキラッチが逝去、ジュビロ磐田が哀悼の意「人間味あふれる温かい人柄と情熱は、今なお多くの人々に敬愛されています」
「ジュビロに残してくださったものは、これからもずっと私たちの心に生き続けるでしょう」
元イタリア代表のサルバトーレ・スキラッチが9月18日に逝去した。享年59。イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』は「彼は結腸がんを患っており、すでに二度手術を受けていた。フィールドの内外で多くの戦いに勝利してきたが、今回は成功しなかった」と伝えている。 【画像】サポーターが創り出す圧巻の光景で選手を後押し!Jリーグコレオグラフィー特集! 訃報に際し、かつて所属したジュビロ磐田も哀悼の意を表した。 「この度、サルヴァトーレ・スキラッチ氏のご逝去に接し、クラブ一同、深い悲しみに耐えません。心よりご冥福をお祈り申し上げます。 スキラッチ氏は1994年から1997年まで当クラブに在籍しました。1990FIFAワールドカップイタリア大会得点王の前評判通りの高い技術と本能的なプレーでゴールを量産し、ジュビロのみならず日本のストライカーに大きな影響を与えました。選手やファンからは‘トト’の愛称で愛され、今でもジュビロのレジェンドとして、クラブの歴史に深く刻まれております。 1999年に現役を引退され、その後は故郷パレルモでサッカースクールを運営されながら、タレント活動や解説者としてもご活躍されました。また、慈善活動にも積極的に取り組み、サッカー界への大きな貢献をされました。その人間味あふれる温かい人柄と情熱は、今なお多くの人々に敬愛されています。 最近は体調を崩されていたとのことでご回復をお祈りしておりましたが、このような結果となり大変残念です。もうお会いすることは叶いませんが、スキラッチ氏がジュビロに残してくださったものは、これからもずっと私たちの心に生き続けるでしょう。 ご遺族の皆様に、心よりお悔やみを申し上げますとともに、スキラッチ氏のご冥福をお祈り申し上げます」 構成●サッカーダイジェストWeb編集部