新NISAのメリット最大化が狙える! 高度な技術力でITのニッチを独走する超高成長の大化け期待株とは!?
新NISAでは、高成長株への投資もおススメです。利益が大きいほど、非課税でトクする分も大きいからです。狙うのは株価が数倍になるような“大化け”期待株。狙い通りにいけば、新NISAのメリットを最大限に活かせる投資法となります。ただしリスクも高くなるので銘柄選びが重要に。『一番売れてる月刊マネー誌ザイが作った 買うべき株&投信77 2025年度版』から、高成長株の選び方とオススメ銘柄の例を紹介します。 【この記事の画像を見る】 ● 新NISAは利益が大きいほどトクも大きい! ITのニッチで高成長を続けるボードルアに注目 新NISAでの投資では、“確実な利益を狙う”ことが一つの方策(この連載の第1回、第3回を参照)。その一方で、“できるだけ大きな利益を目指す”という戦法もあります。 新NISAは、普通なら利益に約20%かかる税金が、いくら儲けてもゼロ。つまり利益が大きいほど、その20%分のトクも大きくなるからです。成功すれば、新NISAのメリットが最大限に活きる投資法といえます。 狙うのは、株価が数倍になるような“大化け”期待の銘柄。選ぶ際は、何より成長性が重要となります。上場から数年のフレッシュな企業は特に注目です。 代表例として、2021年の上場で、高度な技術力を武器にITのニッチを独走するボードルアを紹介します。 ボードルアは、売上高と営業利益で年30%の成長を中期経営計画の目標としています。年30%成長というのは新興企業としてもかなり高い目標ですが、直近の成長率はこれを大きく上回る勢いです。 事業内容であるITインフラ構築は、日進月歩の分野で競合が少なく、今後も市場拡大が見込めます。さらに積極的なM&Aも、業績拡大の一要因。また成長の要となる人材も着々と増強中です。 ● 他が真似できない技術やサービスに注目! ただし期待外れとなったら銘柄の入替えを ボードルアは上場前の2013年から増収と営業増益を続けていますが、こうした銘柄はレア。成長過程の企業は、開発や人材のために資金を投じていて、利益がまだ不安定だったり赤字だったりすることも珍しくありません。その場合は、売上の伸びを見るといいでしょう。 黒字に転換したばかり、あるいは近い将来に黒字転換が予想される銘柄も注目です。これまでの努力が花開いて、一気に業績が拡大する可能性があります。もちろん、事業の内容は要チェック。強いニーズがあり、かつライバルが真似できない“尖った”ビジネスだと高成長が続く期待が持てます。 この数年、日本の株式市場では高配当株や割安株が優位な状況が続いてきました。特に2024年は、金利上昇が逆風となり、中小型株や新興株の株価は全体として不調を強いられました。しかし、プロの間では、いずれ市場の資金はこれらの高成長株にシフトする、という見方が少なくありません。むしろ今は、そうした大化け期待の銘柄を買うチャンスといえます。 ただ、高成長株はリスクも大きくなります。投資するのは資産の一部にとどめ、安心感のある高配当株や安定成長株と組合わせることをオススメします。また“期待外れ”となる可能性もあるので、早めに売ることも選択肢に。成長のストーリーが崩れたら売って、他の有望な株に入替えるのが得策です。 売却すると、翌年以降に購入額分の非課税枠が復活する、新NISAの特徴を活かしましょう。 ※本稿は、ダイヤモンド・ザイ編集部編『一番売れてる月刊マネー誌ザイが作った 新NISAで買うべき株&投信77 2025年度版』(ダイヤモンド社)から再構成したものです。
ダイヤモンド・ザイ編集部