英労働党職員、ハリス陣営支援で波紋 トランプ陣営「選挙干渉だ」
来月5日に迫る米大統領選で、英労働党の職員らが民主党のハリス陣営の選挙運動にボランティアとして参加すると表明し、波紋を広げている。共和党のトランプ陣営は22日、「外国の選挙干渉だ」と非難する声明を発表した。 騒動のきっかけは、労働党の「運営責任者」によるビジネス向けSNSリンクトインへの投稿。現在は削除されているが、労働党の現・元職員100人近くで米国の激戦州に向かうとし、「10人分の空きがある。住まいはこちらで用意する」と参加者を募っていた。 保守系インフルエンサーがX(旧ツイッター)で、投稿の画像を貼り付けて批判したところ、トランプ氏を支持するXオーナーのイーロン・マスク氏が18日、「これは違法だ」と主張。投稿は拡散され、約5千万回表示されている。 米連邦選挙委員会(FEC)の規定では、意思決定に関与しない限り、外国人が無報酬で選挙運動に加わることは許されている。ただ、トランプ氏が勝利した場合、今後の米英関係に影響を及ぼす可能性がある。
朝日新聞社