バレンシアガのドレスを纏ったスペイン・レティシア王妃のポートレート、「美しすぎる」と話題騒然!
この記事は、madameFIGARO.frで掲載されたものの翻訳版です。 11月26日(火)に発表された、写真家アニー・リーボヴィッツが撮影したスペイン国王フェリペ6世とレティシア王妃の最新ポートレート。時代を超越したこのポートレートは、王室ファンの注目を集め、歴史に刻まれること必至だ。 【写真】威厳ある国王と息を吞む美しさのレティシア王妃のポートレート 威厳に満ち、時代を超越した王室のカップル。11月26日(火)、数か月間待ち望まれた末に、スペイン中央銀行がフェリペ6世とレティシア王妃の2枚のポートレートを公開した。このポートレートは、国王即位10周年の記念に公開された。伝説的なアメリカ人写真家アニー・リーボヴィッツが撮影したこの2枚のポートレートは、今年2月7日にマドリード王宮のガスパリーニの小間で撮影された。 撮影は温かくリラックスした雰囲気の中で行われたようだ。「王妃が王より少し早く到着し、和やかな雰囲気のなかで撮影が進んだ。セッションには緊張感があったが、同時に穏やかなムードでもあった」と、スペイン中央銀行の学芸員ヨランダ・ロメロが雑誌「Holà!(オーラ!)」に語った。
バレンシアガの華麗な装い
今回の撮影でレティシア王妃が纏ったのは、1948年にクリストバル・バレンシアガ自身がデザインしたヴィンテージの黒いチュールのビスチェドレス。ややドレープの効いたこの一着は、画家オレゲル・ジュニエントの娘、マリア・ジュニエントが所有していたものだ。このドレスは、2008年にアントニ・デ・モンパラウ財団にコレクション入りして以来、誰も着用していなかった。また、王妃はやはりバレンシアガの赤いシルクのストールを合わせた。この特別な衣装は専用の輸送車で搬送された。一方、フェリペ6世は大将の制服を身に纏い、威厳ある姿を見せた。 撮影にあたって、両陛下は自身で衣装を選んだ。ただし、写真家アニー・リーボヴィッツから王妃には「過去のポートレートで着用したドレスは避けてほしい」という条件が提示されていた。「王妃には完全な自由が与えられていた」と、スペイン中央銀行の学芸員ヨランダ・ロメロはコメントしている。