日本代表GK・大迫敬介選手「一緒に出水市を盛り上げよう」 故郷の「二十歳のつどい」で後輩たちにエール
鹿児島県出水市高尾野町江内出身でサッカー日本代表のGK大迫敬介選手(25)、J1広島=が5日、同市のマルマエホール出水であった「二十歳のつどい」で登壇した。本年度20歳になる約400人を前に「サッカーを通して皆さんを笑顔にできるように頑張りたい。一緒に出水市を盛り上げていければ」と語りかけた。 【写真】〈別カット〉「二十歳のつどい」で激励する大迫敬介選手=5日、出水市のマルマエホール出水
江内中学校出身で広島の高校に進学。プロ入り後、試合に出られない日々が約2年間続いたという。そんな時「地元の方々が僕の近くにいて応援してくれた。そのおかげでプロサッカー選手、日本代表になれた」と支えに感謝した。 広島のピッチに駆け付け声援を送ってくれることに「皆さんがいい思い出をつくってくれる。僕の宝物」と述べた。その上で、苦しい時や落ち込んでいる時は「そばにいる人を一番に大切にしてほしい。友だちや仲間が悩んでいる時は、近くにいてあげられる存在になって」と激励した。 同市野田出身で専門学校生の松下怜央さん(20)は「大迫選手の言葉に勇気づけられた。将来は人に優しく寄り添える理学療法士になるのが目標」と意気込んだ。
南日本新聞 | 鹿児島