猛暑の余波で卵の価格高騰「体調の悪いニワトリ多かった」野菜も生育遅れ値上がり 影響いつまで?
読売テレビ
今年の夏の暑さの影響などで、“物価の優等生”とも言われている卵や野菜の値上がりが続いています。 目玉焼きに、オムライス、だし巻き卵。そして… 山口杏奈 記者 「とっても濃厚で温かいご飯によく合います。この手軽でおいしい卵かけご飯など、食卓に欠かせない卵の価格高騰が続いています」 価格の変動が少ない『物価の優等生』といわれる卵。 JA全農たまごによると、大阪の卵の卸売価格は4か月連続で上昇。6月からMサイズ1キロあたり75円値上がりしています。 価格高騰の原因の一つは、今年の夏の猛暑です。 そまのかわファーム 上田修平さん 「暑いので、いつもより体調の悪いニワトリは少し多かったかもしれないです」 暑さの影響でニワトリがエサを食べなくなり、産む卵に異変が起きていたといいます。 そまのかわファーム 上田修平さん 「従来ですと、きれいな“赤卵”を産んでくれるんですけど、暑さの影響で殻が薄くなったり、ザラザラするような卵を産んでしまう。Lサイズを産むニワトリも、Mサイズを産んでしまう状況が起きていた」 気温が下がりニワトリの体調も回復しつつありますが、まだ、夏バテ気味のニワトリもいて、影響は続くということです。 22日。大阪市内のスーパーマーケットでは、Mサイズの卵10個入りを、321円で販売。この価格に消費者は…。 来店客 「卵をあまり食べなくなったかな。(値段が)高くなってきたら数は減る」 暑さの影響は野菜の価格にも及んでいます。 石川千智 記者 「玉ねぎやジャガイモは雨の影響で安いのですが、平年に比べ高騰しているのが大根、白菜、ネギなどの野菜です」 来店客 「ネギめっちゃ高いなと思っています。極力安いのを選んで買うようにしています」 「トマトが一番高いと思います」 こちらのスーパーでは、大根が去年の同じ時期に比べほぼ倍の値段に。 トマトは昨年に続き、価格が高騰しています。 猛暑のため生育が遅れ、供給量が不足したことが原因だという野菜の価格高騰。 今後、食卓への影響はいつまで続くのでしょうか。 ◇◇◇