ソフトバンク・小久保監督「全部僕が悪い」シリーズ4連敗終戦…「雨降って流れが変わると思ってたけど」
◇SMBC日本シリーズ2024第6戦 ソフトバンク2ー11DeNA(2024年11月3日 横浜) 【写真】<D・ソ>7回、三振に倒れる山川(手前)と小久保監督(右) ソフトバンクはDeNAに2-11で敗れ、4年ぶり日本一奪還を逃した。4点を先行され、4回に柳田悠岐外野手(36)が1号2ランを放ったが、投手陣が踏ん張れず、まさかの2桁失点。レギュラーシーズンで91勝、2位に13.5ゲーム差をつけて圧倒的な強さを誇ったパ王者が、セ・リーグ3位のDeNAに下克上を許した。 球団のシリーズ2桁失点は、南海時代の56年巨人第1戦の12失点以来58年ぶり3度目。2連勝から4連敗と急失速し、小久保裕紀監督(53)は就任1年目での日本一はならなかった。チームは“ON対決”で注目された2000年の巨人との対戦に敗れて以来、日本シリーズ出場8連続優勝としていたが、その記録も途絶えた。 「雨降って流れが変わると思ってたけど、なかなかうまくいかなくて、敗戦の責任は全部僕が悪いので」と指揮官。「シリーズを通して、横浜の打線の厚み、つながりが最後まで感じるシリーズでした」とDeNA打線を称えた。 2日は雨天中止となり、2勝3敗で迎えた第6戦。試合前には「昨日の中止はこっちに味方する。こっから勝った方がドラマチックで盛り上がると」と選手に声を掛けたという。 しかし、2連勝から3連敗の流れを食い止めることができず、2桁11失点で大敗。頂上決戦を振り返り、「何をしたかというのは別になかったですけど、本拠地に帰ってからそういう流れになった」と悔やんだ。 ただ、レギュラーシーズンは91勝を挙げ、パ・リーグを制したことに変わりはない。「シリーズは負けたけど、シーズンを戦った選手はそこは変わらないので、胸張って福岡に帰ってもらいたいですね」。来年に向けて、「まずは2連覇、リーグ制覇できるように」と前を向いた。