異例の年越し決戦は流血の死闘。王座陥落も鈴木千裕が「一番面白い」と語った“格闘技の興味深さ”「1年で取り返しましょう。最短で」【RIZIN】
「負けて最短でどう返り咲くかが格闘技の面白いところ」
約1年間、フェザー級王者としてRIZINの看板を背負って闘い続けたが、大一番で黄金に輝くベルトを失った。多少のショックはあるが、元王者は「また振り出しに戻れたんで。もう一回作り直して、格闘技を楽しむ時間が増えた」と語り、この敗北がまた一歩成長につながると確信し、真摯に格闘技と向き合えることをプラスに考えている。 「ここが一番面白いところですよ。負けて、最短でどう返り咲くか。僕は格闘技の面白いところだと思っている。人間みんな落ちたら、そこですごい悩んで潰されて、戻ってこれない人がすごい多いと思うけど、こういう時だからこそ俺は楽しんで最短で獲りますよ」 「やっぱやめられないんですよね、格闘技が。ここで諦めたら全部が無駄になっちゃうので。もう年が明けたから、1年で取り返しましょう。最短で」 チャンピオンという肩書きがなくなった2025年。“クレイジーダイヤモンド”は、すぐにベルト奪還という次の目標に向かって第一歩を踏み出した。 取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)