「みやぎ蔵王えぼしリゾート」スキー場開き 仙台のスキー場にも恵みの雪〈宮城〉
仙台放送
12月12日朝は、宮城県内各地で冷え込みが強まり、仙台では今シーズン初めて、最低気温が0度を下回る「冬日」になりました。こうした中、蔵王町にあるスキー場が今シーズンの営業が始まり、初日からスキーやスノーボードを楽しむ人でにぎわいました。 12日朝の宮城県内は上空の寒気に加え、地表の熱が奪われる「放射冷却」の影響で冷え込みが強まりました。 仙台では、12日朝、氷点下0.2度まで気温が下がり、今シーズン初めて最低気温が0度を下回る「冬日」になるなど、最低気温は県内すべての観測地点で氷点下となりました。 こうした中、蔵王町にある「みやぎ蔵王えぼしリゾート」では、12日から今シーズンの営業を開始しました。 11月29日のスキー場開きの際はゲレンデに雪はほとんどなく、営業開始とはなりませんでしたが、先週末降った雪や人工降雪機の稼働で、積雪が30センチから40センチとなり、滑走が可能になりました。 滑走は標高およそ1100メートルの石子ゲレンデとかもしかコースの一部に限られていますが、12日はオープンを待ちわびた人たちが雪の感触を楽しんでいました。 訪れた人 「きょう初めてです。シーズン券を買って準備していた」 「ほかには味わえない斜度があるので、いい感じ」 「スキーやボードをする人はシーズンが長いことを望むと思うので、暖冬で早く雪が解けないことを願います」 「みやぎ蔵王えぼしリゾート」では今後の降雪状況を見ながら順次ほかのコースもオープンさせたいとしています。 一方こちらは標高680メートル以上、「スプリングバレー仙台泉スキー場」です。 記者リポート 「営業を前にゲレンデでは人工降雪機が稼働していて、辺り一面、雪景色が広がっています」 12月12日の時点で、ふもとでおよそ30センチ、山頂でおよそ50センチの雪が積もっているということです。12日は安全祈願祭が行われました。 スプリングバレー仙台泉スキー場 高橋和孝営業課長 「オープン前にこれだけの雪があるゲレンデは久しぶりになりますね。そり遊びやスキー、スノーボード、寒いからこそ楽しい遊びがございますので、ぜひスキー場に足を運んで楽しんでほしい」 営業開始は12月17日の予定ですが、積雪の状況次第では、この土日にプレオープンも検討しています。
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