「40歳パーカーおじさん」批判に堀江氏など反論続々…パーカーめぐる議論がこうも沸騰する背景事情
■フーディー姿が残念に見える人の盲点 フードが付いたアイテム全般に当てはまりますが、フードのカタチが崩れている姿はキレイに見えません。フーディー姿がパッとしない人は、そもそも「フードを整える」という着眼点がないのではないでしょうか。これは年齢や性別に関係なく、フーディー着用時に、誰にでも当てはまる盲点です。 フードの整え方で、だいぶ印象は変わります。実際のところメディアで見かける演者やファッション誌のモデルのフードは、キレイに整っています。では整ったフードとは、どういう状態なのでしょうか。
私は「フードの際(きわ)」が楕円形を描くように立っている状態と捉えています。言い換えるとフードのカタチが崩れていたり、フードが後ろに落ちてしまっている姿は、どんなに高級感あるフーディーであっても、残念に見えてしまうのです。フードの整え方を説明します。 まず崩れにくいフードのカタチを整えるには、「フードの中に土手をつくる」こと。写真のようにフードのなかにできた山脈のような状態を、私は「土手」と呼んでいます。
この土手があることで、フードの際が崩れにくくなるのです。たとえばフーディーを試着したとき、その姿がパッとしない方は、フードを整えないまま、鏡を見ている可能性も否めません。この着こなしの工夫なくして、フーディーを選ぶことはできず、ここには年齢は関係ないのです。 次にフーディーの質感について検討します。ダンボールニット素材のフーディーのみならず、ハイブランドを中心にヘビーウエイトな肉厚なコットンフーディーも見かけます。両者に共通するポイントは、「身体の線を拾わない」ということ。
これが大事なポイントと言える理由は、「身体の線が出てしまう」フーディー姿が、だらしなく見えるから。というのもフーディーはオーバーサイズの文脈で浸透しているため、どうしても大きいサイズ感になるわけですが、このとき身体のラインを拾ってしまえば、「単純にサイズが合っていない」という印象が強化されてしまうのです。 ■フーディーのカジュアル味を軽減させる工夫 スウェットシャツ同様にカジュアルな印象が強いため、合わせ方次第で、フーディーは子どもっぽさが強調される点も忘れてはいけません。つまりアイテム同士の組み合わせ方、とくにパンツのコーディネートが大切です。