スズキがトヨタに初のEV供給へ 2025年春からインドで生産 SUV、日欧印で展開
スズキは30日、2025年春からインドで生産するスポーツタイプ多目的車(SUV)の電気自動車(EV)をトヨタ自動車に供給すると発表した。両社は16年に業務提携し、車両の相互供給などに取り組んできたが、スズキがEVをトヨタにOEM(相手先ブランドによる生産)供給するのは初めて。 今回のEVは、スズキがインド、日本、欧州に展開する予定の車両で、駆動部品や車台はスズキ、トヨタ、ダイハツ工業の3社で共同開発した。 トヨタの佐藤恒治社長は「電動車分野で協業の新たな一歩を踏み出した」、スズキの鈴木俊宏社長は「トヨタとは互いに切磋琢磨する競争者であり続けながら、社会課題の解決に向けて協業を深めていく」とそれぞれコメントした。