わずか250グラムで救出…フェンスに挟まれ動けなくなった子猫 4年後被毛は濃厚なシャム柄に! 成長した姿に「これは誰かにゃ?」
笑いと幸せを届けてくれる存在
飼い主さんによると、つむぎちゃんはとても食いしん坊なのだとか。いつも、こむぎちゃんのごはんを狙っているそうですよ。 「得意なことは、こむぎのごはんを横取りすること(笑)。最近は、先に自分のごはんを半分食べたあと、こむぎのご飯を食べ、また自分のごはんの残りをゆっくりと食べるという技を編み出しました。つむぎは、何をするにも自分なりに考えて行動しているのがわかります。こむぎは、毎日、迷惑していますが……(笑)。もちろん、こむぎへのフォローは欠かしません」 つむぎちゃんとこむぎちゃんとの暮らしは、飼い主さん家族にたくさんの笑顔をもたらしてくれています。飼い主さんは、今から2年前に起こった、ふたりと家族の絆を感じるエピソードを教えてくれました。 「諸事情により3週間くらい、つむぎとこむぎを息子に預けたことがありました。お迎えに行ったとき、ふたりが『やっと迎えに来てくれた! 寂しかった』と訴えるような反応をしてくれたのです。たとえ、言葉を介さなくても、その気持ちが痛いほど伝わって涙が出ました。つむぎとこむぎは、私にとっても家族にとってもかけがえのない存在なのだということを改めて確認するきっかけになったと思います」
これからも続く幸せな日々
つむぎちゃんは、今年4歳になりました。 保護当時、今にも消え入りそうだった弱々しい面影はもうありません。まん丸おめめと、神秘的なシャム柄の被毛が美しい立派な成猫になりました。 「つむぎとこむぎ、ふたりがいることで笑顔が絶えない毎日です。これからもふたりが穏やかに暮らせるよう守っていきたいと思います」 飼い主さんの愛情に包まれた日々は、さらに絆を深めていくはずです。これからも一緒に、楽しい思い出をたくさん作っていくことでしょう。 (まいどなニュース特約・梨木 香奈)
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