採血で医療用手袋つけたら…患者「私の血が汚いと!?」←看護師と院長の対応に22万人が共感「血液は便より汚い…」「バイオハザードです」
「血液」は危険←医療の基本
また、医療関係者からも共感の声が殺到した。 「人間の中でいちばん汚いのは血液。医療入って最初に教えてもらったことです」 「学生の時、先生に言われた。おしっこと血液飲めと言われたら間違いなくおしっこ飲むよって。ビックリしたけど、勉強したらすごくわかった」 「手術で患者の血液浴びてC型肝炎かかって亡くなった若い外科医を思い出します」 「血液が付着したものは『特別産業廃棄物』という特殊な扱いで、運搬も処分場も特殊だし許可申請も大変。アンプルが手にぶっ刺さった時も、即仕事中断で検査と経過観察になったからなぁ。怖い怖い」
院長の話は聞く。でも看護師や事務には「キレる」
きくこさんは北フランスでの在住経験を持つ看護師。現在は日本在住で、勤務先も日本の病院。ポストに登場する受診者は日本人男性だという。 もし受診者が、「なぜ手袋をするの?」と冷静に質問をしていれば、きちんと説明していた、と投稿していたきくこさん。 「ただ、この手の最初から好戦的な受診者さんは、看護師や事務がきちんと丁寧に説明するとなぜか『口答え』ととらえ、もっとキレるのです。院長の話は聞くのに…」 「補足しておくと、確かにどうしても血管が見えないと手袋を外して採血する時はあります。ただそれは”仕方なく”であって、本来はするべきではありません」 (きくこさんのXの投稿より) 今回ポストした「血液」の取り扱いについて、きくこさんにお話を聞いた。
ほとんどの受診者さんは「協力的」です
ーー血液の危険性について、「その通りです」と毅然とおっしゃった様子に共感の声がたくさん寄せられましたね。 「受診者の方は私がへりくだってペコペコ謝罪すると思っていたようで、『その通りです』と答えた私の言動が予想外だったのか、ぽかん…とされてました。残念ながら私の外見は気が弱く見えるようで、昔からこういうことによく遭遇するんです。だから悲しいかな、こういう敵意のある受診者さんの対応に慣れていると言えば慣れています。 でももちろん、ほとんどの受診者さんは協力的で優しい方ばかりです。そのことはぜひ追記しておいていただきたいです。むしろ少数派だから目立つんですよね……。ちなみに実際の私の中身は、フランス人の夫に『フランスにも君ほど気の強い女はいない』と言われるほどです(笑)」 ーー今回の投稿に対して、医療関係者の方々の経験談なども寄せられましたね。 「リプライの数々は私にとっても勉強になりました!また、『自分は医療の知識は全くないけど、血液を素手で触ってはいけないことくらいなんとなくわかる』という方も多く、これは日本の教育レベルがかなり高い証拠じゃないかな?なんて勝手に誇らしくなりました(笑)」