中日がライデル・マルティネスを保留者名簿から外す見込み 本人の意思を確認しての措置、加藤球団本部長が明かす
今季で3年契約を終えた中日のライデル・マルティネス投手(28)が19日、球団の保留者名簿から外れる見込みとなった。加藤球団本部長が明かした。月内にNPBへ提出する同名簿から外れると自由契約選手として12月に公示され、中日を含む全12球団と交渉できる。 ◆キューバの絆!ライデルと談笑するアリエル・マルティネス【写真】 右腕への意思確認をした上での措置となる。球団は現場を含め、再契約へ総力を挙げてきた。既に金額提示を済ませている。井上新監督も10月下旬に本人を焼き肉店に誘って思いを伝えた。「勝つためにはライデルの力が必要不可欠だ」と告げられるとマルティネスは「名古屋は好きだし、ドラゴンズというチームが好き」と話したという。 マルティネスは2017年に育成契約でキューバから派遣された。翌18年に支配下契約を結び、7試合に登板すると19年からは6年連続でフル回転。今季は43セーブで2年ぶり2度目のタイトルを獲得し、21年に阪神・スアレス(現パドレス)がマークしたセ・リーグの外国人歴代最多記録の42セーブを更新。名実ともにセ界最強助っ人守護神の肩書を手にした。
中日スポーツ