《ブラジル記者コラム》 日本人の100人に一人は海外在住=岸田首相、ぜひワーホリ協定を
日本人男性の平均寿命は81歳であり、その時点から9年たった現在、この表の80歳以上(17%)は大半が亡くなり、70代(30%)以上で生き残っているのは半分以下のはずだ。おおざっぱに考えてこの10年だけで32%以上、3人に一人が亡くなった。 というか、身の回りの一世の減り方は体感的にはもっと減っている。この20年で半分以下どころか7、8割以上、コミュニティという意味では壊滅的なほどに減っていると痛感する。 それが海外在留邦人統計では今も永住者が4万3千人近くいることになっている。これは、在留届を出したまま亡くなって、子孫が死亡届を総領事館に出していないからではないか。亡くなったのに、書類上では生きていることになっている人がたくさんいると推測される。 ここで一つ提案だが、総領事館の在留届には生年月日があるだろうから、2016年10月6日付BBCニュース《人間の寿命の限界は115歳》(9)などを参考にして、計算上で120歳を超えた人は自動的に消去していくようにしたら大分減るのではないか。 これは日本人移民の大半を吸収したアメリカ大陸全域に言えることで、ブラジルの次に移民が多く入った北米でも同様の処理をすれば、かなり現実に近い数字になるのではないか。 とっくに亡くなっているのに、祖国の統計上は生きていることにされたら、草葉の陰にいる本人もいたたまれないのではないだろうか。(深) (1)https://www.instagram.com/p/CxWlaNHJyvv/ (2)https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/100436737.pdf (3)https://www.ipss.go.jp/syoushika/bunken/data/pdf/21770303.pdf (4)https://rankingoo.net/articles/owarai/02371a (5)https://rakuenpark.com/ijyu-tarent/ (6)https://www.instagram.com/p/CxWlaNHJyvv/ (7)https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0003290347 (8)https://mhlw-grants.niph.go.jp/system/files/2015/151011/201501008A/201501008A0006.pdf (9)https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-37571028