「お寺をもっと身近に感じてもらいたい」昼は僧侶で夜マスター“二刀流”47歳僧侶の狙い…バーのスタッフも全員僧侶【アスヨク!】
埼玉県にあるお寺でお経を読む男性。 副住職の藤岡善念(ふじおか・ぜんねん)さん(46)です。 【画像7枚】坊主バー実際の店内の様子 昼間は、僧侶として活動する一方、藤岡さんには、もうひとつ“夜の顔”があります。 それは…なんと、バーのマスター。しかも、バーで働くスタッフは全員僧侶です。 藤岡善念さん: 坊主バーって言いまして、我々、夜のお寺と呼んでいるんですけど。 このバーでは、お酒を楽しみながら仏教の教えを聞いたり、お経を読む体験ができたりするなど、非日常を味わうことができます。 藤岡善念さん: 宗教離れと言われたり、お寺離れと言われますけど、勤めている方でも会社終わりに寄れるカジュアルに、そして気軽にお坊さんと話せる場所を作りたいって言って作ったのが坊主バーでございます。 “お寺をもっと身近に感じてもらいたい”。 街の人たちにお寺に来てもらうのではなく、僧侶自ら街に出て活動をしています。 学生時代はボクシングに打ち込んでいたという藤岡さん。ボクシングのストイックさと修行僧に共通点を感じ、大学卒業後、仏教の世界に飛び込みました。 ――このお店をこれからどんな場所にしていきたいですか? 藤岡善念さん: いつでも来られますよ、という受け皿を作るというのも一つの積極的なアプローチですし。 そこからもう一つ深く仏教を知りたいとかもうちょっとお寺と関わっていきたいという人が増えれば(街の人とお寺の)架け橋になれると思います。 お寺や宗教を身近に感じてもらい、興味を持ってもらえるよう、バーを開く藤岡さんの活動はあすも続きます。
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