「一家に一台ほしい…超使えるギア」家電の速度も自由に調節できちゃう!? “DIY必殺ギア”スピコンを体験してみた
電動工具の回転速度を調整
さて、ここからはスピコンがどんなシーンで活躍するかのご紹介です。インパクトドライバーは超速い回転でネジを締めたり、穴を開けたりする電動工具ですが、スピコンを使うことで回転速度を調整し、勢いではなく工具が本来持つトルクを発揮。金属や堅い木材に穴を開けるときなど、必須のアイテムとなってきます。 金属ネジをプラスチックに締めるとき、勢いのある電動ドライバーでは力の加減がわからず、ネジ穴を壊しちゃいそうですよね。そんなとき、スピードをコントロールできれば安心。
ドライヤーや扇風機にも使える!?
DIYではさまざなま電動工具に使用できますが、家電ではどんなアイテムに使用するかもご紹介します。たとえば、ヘアドライヤー。乾かすときには高音で強い風力があったほうがいい。でもセットして形が整ってきたら、風力は弱い方がいい。そんなときにスピコンで風力を微調整できるのです。 キッチンでは、電動泡立て器などで活躍。ジューサーミキサーに使用すれば、スロージューサー並のゆっくりとしたスピードで回転。ゆっくりとしたスピードだと食材に熱を与えないことで、素材の持つ栄養価を劣化させないといわれています。 さらに扇風機でスピコンを使えば、強だと強すぎるし、中だと弱すぎるなんて中間の速度を無段階でコントロール。強と中の間、中と弱の間、弱より弱いなんて微調整を叶えてくれます。
スピコン使用の上級編“チューニング”
ここからは、スピコン使用の上級編。取扱説明書が英語だと、使用さえできれば、詳しい内容をスルーしがちですよね。でも実はスピコンの取扱説明書にも書かれていることですが、チューニングすることでさらなる微調整が可能となります。 チューニングなんて言い方をすると難しそうですが、ドライバーがあれば簡単にできること。4ヶ所で止まっているネジをゆるめ、裏蓋をはずします。 裏蓋をはずすと複雑な基盤が現れますが、なにも基盤をどうこうするというテクニカルなチューニングではありません。 基盤の真ん中にマイナスドライバーを差し込める穴があります。 ここにマイナスドライバーを差し、右回しにするとスピコンによる回転調整がもっとゆっくりとしたものになるんです。まあ、このチューニング機能は、この商品だけにある機能かもしれませんし、ほかの商品は裏蓋を開けずともそもそも表面に備わっている機能なのかもしれません。購入の際には、機能をよく吟味して、趣味や生活スタイルと照らし合わせて選んでください! 文/野上真一 撮影/ULALA(SIESTA PLANET)
MonoMaxWeb編集部