犬が二本足で立ったりジャンプをすることが危険な理由 対処法は
「犬を二本足で立たせたり、ジャンプをさせると体に負担がかかる」といわれることがありますが、なかには、サークルに前足をかけて立ち上がったり、嬉しくてピョンピョンと飛びついてしまうことが習慣になっているコもいるようです。 【写真】こちらを見つめるボストン・テリア では、犬が二本足で立ち上がったりジャンプをすると、どのような危険があるのでしょうか? 「犬の二足立ちと飛びつきが危険な理由と対処法」について、いぬのきもち獣医師相談室の原駿太朗先生に話を聞きました。
犬の二足立ちとはどんな動作?
犬の二足立ちとは、犬が後ろ足だけで立ち上がる動作のことをいいます。犬が興奮したり飼い主にアピールしたいときによくみられる行動です。
サークル内での二足立ちやジャンプが習慣になっている犬もいる
たとえば、室内に設置したサークルに前足をかけて立ち上がったり、嬉しくてピョンピョンと飛び跳ねることが習慣になっているコもいるようです。 こういった場面における犬の二足立ちや飛びつきは、体の一部の関節に過度の負担をかけてしまう恐れがあり、結果として腰や膝、股間節などの関節の問題を引き起こす可能性があります。
犬の二足立ちや飛びつきへの対処法
サークル内での犬の二足立ちや飛びつきを避けるには、環境を落ち着かせて興奮しすぎないようにすることが重要です。 それでも犬が立ち上がったり飛びついてしまう場合は、落ち着く練習をする間だけでもサークルに屋根をつけて、4本足で普通に立ち上がることはできるけれど二本立ちはできない程度に高さを制限してしまうことも対策のひとつです。
愛犬のために二足立ちやジャンプをさせないことを心がけましょう
犬の二足立ちはとても可愛らしい行動にみえるかもしれませんが、関節への負担を増やして愛犬の体に知らず知らずのうちに無理をさせている可能性があることを知っていただけると嬉しいです。 愛犬との生活の参考になさってください。 (監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・原駿太朗先生) 取材・文/maki ※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです ※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
いぬのきもちWeb編集室