バレー・リオ五輪に懸ける思い~宮下遥、佐藤あり紗ら
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リオデジャネイロ五輪が開幕。ロンドン五輪で28年ぶりに銅メダルを獲得、リオ五輪でもメダルの期待がかかるバレーボール女子日本代表「火の鳥NIPPON」。眞鍋政義監督のもと、コーチ、スタッフともに一致団結し、チームワークで「金メダル」に挑む。リオ戦士(セッター、リベロ、レシーバー)の五輪に懸ける思いとは。
宮下遥
4年前のロンドン五輪はファンみたいな感じで見ていました。ユメさん(山口)が出ていたので、チームメイトと一緒にテレビを見ながら応援していました。 結団式に出て、日本代表なんだなと思いました。五輪を意識したり五輪に出たいと目標にし始めたのは今年になってです。気持ちが固まったのかなと思います。あるスタッフとの話の中で、「昨年からメインで使いたかったけれど、私があまり積極的な姿勢を見せなかったのでできなかった」と聞いてハッとしたというか、申し訳ない気持ちでいっぱいになって。
そういうスタッフの思いもしっかり返さないといけないと思っています。チームでも代表でも、入った頃は、ただただついていくだけで精いっぱいでしたし、自分でも足を引っ張っているというのは、ずっと感じながらやっていました。いまはチームを強くすること、勝つことを大事に一番に考えられるようになり、日々の積み重ねを意識しながらできていると思うので、そういう点ではすごく変わったと思います。 「覚悟」という言葉は、代表選手として、迷わずプレーしなきゃいけないというのと、監督から「覚悟」というワードを使っていこう、みたいな話があったので使っています。一緒に頑張ってきたメンバーで五輪代表に入れなかったメンバーのこともありますし、私としては中学生の頃からチームで育ててもらってきたこともあるので、その人たちの思いを持って戦わなきゃいけないな、という覚悟です。 (トスワークについては)なんでもかんでもバックアタックを使ったりミドルをどんどん使うことだけが勝つ方法じゃないと思うので、サイドでしっかり決められるときはサイドに決めてもらえばいいし、私はアタッカーが決められるトスを持っていけばいいと思っています。場面によっては気持ちだけを届けるようなトスも。一番大事なのはやっぱりスパイカーとの信頼関係かなと思っています。