夏の移籍でどう変わった? J1クラブ市場価値ランキング14位。伸び代は1番!? 若き攻撃陣に注目の関東クラブ
2024年の明治安田J1リーグは、夏の移籍市場の登録期間が8月21日で締め切られた。どのクラブも選手の補強や放出の動きがあり、戦力がアップしたチームもダウンしたチームもある。今回はデータサイト『transfermarkt』のデータを基に、J1リーグクラブの総市場価値をランキング化して紹介する。
14位:東京ヴェルディ 監督:城福浩 J1リーグ順位:12位 総市場価値:1240万ユーロ(約19億8400万円) 最高額選手:見木友哉(90万ユーロ/約1億4400万円) リーグ戦ここまでの27試合で11試合の引き分けはセレッソ大阪と並んでリーグ最多となっている東京ヴェルディが市場価値ランキングで14位にランクインした。 J1昇格1年目のクラブにとって“負けないこと”はポジティブな結果と捉えることができる。ただ、ここまで引き分けの試合が多くなると“勝ちきれない”というネガティブな印象を持ってしまう選手やサポーターもいるだろう。 そんな東京ヴェルディに今夏加入したのは、鹿島アントラーズで思うような出場機会を得ていなかったMF松村優太(50万ユーロ/約8000万円)だった。スピードを活かして右サイドをドリブル突破するプレースタイルは、高校サッカーの名門・静岡学園時代から変わらず見せている特徴であり、移籍後は右ウイングバックで出場機会を得ている。 これまでの東京ヴェルディのウイングバックは、右はサイドバックタイプの翁長聖(60万ユーロ/約9600万円)が、左はボランチ出身の稲見哲行(60万ユーロ/約9600万円)が担当することが多く、ここにウイングタイプの松村を起用することで得点力を向上させ、勝ちきれない試合を勝ちに持っていくことができるかもしれない。 松村も含めて、MF山田楓喜(80万ユーロ/1億2800万円)やFW木村勇太、FW染野唯月(ともに70万ユーロ/約1億1200万円)ら2001年生まれの若者が並ぶ攻撃陣は見応え十分だが、4人とも今シーズン終了までの期限付き移籍での加入ということを考えると、時期早々かもしれないが来季の補強は必須となるだろう。
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