失格のショックも「やっと忘れて集中」 鶴岡果恋5位で初シードに前進
◇国内女子◇北海道meijiカップ 最終日(4日)◇札幌国際CC島松コース(北海道)◇6568yd(パー72) 【画像】激ヤセに成功した元賞金女王がこちらです! 6位スタートの鶴岡果恋は1イーグル4バーディ、3ボギーの「69」で回り、優勝スコアに3打届かない通算9アンダーの5位で3日間を終了。一時は首位に1打差へ迫ったが、プロ7年目での初タイトルはならなかった。 2連続バーディ後に迎えた前半9番(パー5)では、45ydからの3打目がカップ手前の淵で止まったものの、約5秒後にカップの底を叩くイーグル。「ギリギリ止まったな、と思って見ていなかった」という直後に歓声を聞いてカップインを知り、満面の笑顔に変わった。 首位に1打差で折り返したサンデーバックナインは停滞したものの、「一番苦手なアプローチとパットが良かったので、今の順位でストップできた」という納得のポジション。何より、「今日もずっと考えてプレーしていた」という初シードに前進したことが喜ばしい。年間ポイントランキングは39位から36位(379.27pt)に上がり、例年シードが得られる50位までの目安となる450pt前後に接近。「近づけたらいいな、と思っていたので大きい」と声を弾ませた。 6月には、精神的にも苦しい時を過ごした。「ヨネックスレディス」を9位で終えた2日後に、スコアの過少申告が発覚して失格に。1打目を曲げた最終日の17番で、本球と暫定球を取り違えてプレーする不注意によるものだった。翌週から2試合を欠場。気持ちの立て直しに長い時間を要した。 「やっと忘れて、ゴルフに集中できるようになった」という矢先での優勝争い。「調子が良いうちに優勝できたらいい」と目標を掲げ、シーズン中盤以降の戦いを見据えた。(北海道北広島市/塚田達也)