6年ぶり穏やかな天気のクリスマス 年末寒波に年明けも大雪警戒
■サンタさんからの贈り物 日本海側にも日差し
きょう25日(水)は冬型の気圧配置が緩み、高気圧に覆われる見込みです。記録的な大雪となっていた日本海側でも雨や雪は久しぶりに小康状態となりそうです。 クリスマス当日に、全国的に天気が穏やかなのは実に6年ぶりのこと!北陸西部や山陰など日本海側はサンタさんから日差しのぬくもりのプレゼントが期待できそうですね。年末の買い出しや大掃除日和にもなりますが、雪解けが進むため、屋根からの落雪やなだれには十分お気を付けください。 【動画】強烈寒波で落雪、スリップ…立ち往生も 「12月でこんなに」各地で大雪被害
■日差し束の間 あす26日(木)は荒天
ただ、穏やかなのはクリスマスだけであす26日(木)は北陸や北日本で雨や雪となり、特に北陸から東北の日本海側では急な雷雨や竜巻などの突風の恐れがあります。能登半島でも発雷確率が高く、昼前からは雷を伴って雨脚が強まる見込みです。日本海側の冬の雷は一発雷とも呼ばれているように、エネルギーの大きさが特徴です。新潟で雷に遭遇した時にその音の大きさにも驚きました。冬の落雷は、夏と比較して大地へ流れる電流が大きくなることが多く、落雷した建物に大きな被害を及ぼすことがあります。朝から不安定で雷雨となりやすいため、注意が必要です。
■27日(金)から年末寒波
その後、27日(金)から29日(日)にかけては強い寒気が居座る「寒波」が再びやってきそうです。北陸や北日本だけではなく、西日本の日本海側でも雪となり、積雪が急増する恐れがあります。帰省ラッシュとも重なるため、空の便や高速道路など交通情報もこまめに確認するようにしてください。
■年始も油断禁物 冬型続く
年末寒波がすぎても油断禁物です。大晦日は次第に冬型の気圧配置となり、その後元日以降も寒気が列島を覆い続けそうです。年始も日本海側では断続的に雪となり、さらに積雪が増える見込みです。25日(水)現在でも、すでに各地で平年の2倍から3倍の雪が積もっています。寒波がようやく過ぎてもまた寒波と、雪かきも疲れが出てくるころだと思いますが、除雪作業はかならず2人以上で、安全第一で行うようにしましょう!
テレビ朝日