【Jリーグレンタル通信簿】期限付き移籍から復帰した注目選手(3)6年も待った! 109試合の武者修行を経て古巣に
明治安田生命Jリーグの2024シーズン開幕まで1か月以上あるが、すでに開幕に向けて指導しているクラブも多い。期限付き移籍から復帰した選手にとって、今季は勝負のシーズンとなるだろう。期限付き移籍から復帰した選手をピックアップして移籍先での成長を5段階(A~E)で評価する。
DF:イヨハ理ヘンリー(いよは・おさむ・へんりー) 生年月日:1998年6月23日 2024所属クラブ:サンフレッチェ広島 2023期限付き移籍先:京都サンガF.C. 2023リーグ戦成績:18試合0ゴール0アシスト 移籍先での成長:C サンフレッチェ広島ユース出身のイヨハ理ヘンリーはトップチームで活躍するチャンスを掴んだ。2017シーズンにトップチームに昇格するも、ルーキーイヤーに出場したのは天皇杯の1試合のみ。翌年始まった期限付き移籍という武者修行は、異例ともいえる6シーズンに及んだ。 FC岐阜、鹿児島ユナイテッド、ロアッソ熊本、京都サンガと4つのクラブを渡り歩き、20、21シーズンはJ3でのプレーを経験した。中でも、熊本でプレーした22シーズンが転機に。リーグ戦38試合に出場してチームの昇格プレーオフ決定戦進出の立役者となり、翌年は熊本の昇格を阻んだ京都に籍を移した。 イヨハは期限付き移籍していた6シーズンでJ1・18試合、J2・55試合、J3・36試合に出場し、Jリーグ通算100試合出場を達成した。イヨハが本職とする左センターバックには6季連続でリーグ戦30試合以上に出場する佐々木翔という重鎮が君臨するが、成長した姿をエディオンピースウイング広島で見せ、出場機会を掴むことはできるのだろうか。
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