「万博行くなよ」と議会で発言、維新市長が撤回 「不適切だった」
大阪府箕面市の上島一彦市長は21日、市議会で共産党市議に対して「万博行くなよ」「出入り禁止や」と発言したことについて、「不適切だった」として撤回した。 この日、記者団の取材に「意見の異なる人間を排除すると思われる発言を首長がするべきではなかった」と説明。市議への謝罪は「今度会ったときに伝える」とした。 上島市長は19日の市議会一般質問で、万博への子ども無料招待事業に言及した共産党の市議に対し、自席から発言した。20日、記者団に「ヤジが万博の印象に悪影響を与えたのであれば反省したい」と釈明したが、発言の撤回は否定していた。 上島市長は大阪維新の会に所属。同会代表の吉村洋文知事と幹事長の横山英幸大阪市長が発言を問題視し、上島市長に撤回を求めていた。(田中祐也)
朝日新聞社