【動画解説】二つの台風が北上 強い台風18号は沖縄接近へ 影響長引くおそれも
ウェザーマップ
週明けは二つの台風が日本の南を北上する見込みです。強い台風18号は、勢力を維持したまま水曜日から木曜日にかけて沖縄に接近し、荒れた天気となるおそれがあります。台風18号の北上に伴って、金曜日ごろにかけては、西日本も雨や風の強まる所があり、台風の進路によって、週の後半は東日本や北日本にも影響が出るおそれがあります。また、台風17号は、あす（月）の朝から昼過ぎにかけて小笠原諸島に最も接近する見込みです。大雨や強風、高波に注意が必要です。
台風17号は小笠原近海を発達しながら北上し、あす（月）の朝から昼過ぎにかけて小笠原諸島に最も接近する見込みです。小笠原諸島では、今夜から激しい雨の降る所がありそうです。土砂災害や、強風、高波にも注意、警戒が必要です。台風17号は、そのあとも北上を続け、1日（火）の午前中は伊豆諸島でも荒れた天気となるおそれがあります。1日は、次第に日本の東を北上する見込みで、予報円の西よりの進路をとると、関東の沿岸部も風や波などの影響が出る可能性があります。
また、フィリピンの東にある台風18号は、強い勢力となっています。週明けは強い勢力を維持したままゆっくりと北上して、水曜日から木曜日ごろにかけて、暴風域を伴って沖縄に接近するおそれがあります。
石垣島などの先島諸島では、すでに台風からのうねりや波が届いていています。沖縄は周辺の湿った空気の影響で、大気の状態が不安定となっていて、週明けも局地的に雨の強まる所がありそうです。台風が接近する水曜日から木曜日ごろには、沖縄に台風本体の活発な雨雲がかかるでしょう。
台風の動きが遅いため、沖縄では荒れた天気が長引くおそれがあります。また、台風18号は、金曜日にかけて九州の西の海上へ進むため、奄美や西日本も雨や風の強まる所があるでしょう。週の中ごろは、秋雨前線の影響で東日本や北日本も雨が降りやすくなりそうです。その後の台風の進路によっては、東日本や、北日本も金曜日以降は荒れた天気となるおそれがあります。北陸も再び雨となるため、最新の情報にご注意ください。 （気象予報士・及川藍）
