この笑顔は本物? それとも裏の顔? 香取慎吾「日本一の最低男」で新境地
「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった」フジテレビ系9日午後10時スタート(初回15分拡大) 【場面カット】「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった」から香取慎吾、増田梨沙、千葉惣二朗、志尊淳 「ちょっと心配になるぐらい最低な男なんです。監督に『本当に大丈夫ですか?』と聞いたくらいですけど、今はむしろ気持ちよくなってきましたね」 フジテレビ系「日本一の最低男※私の家族はニセモノだった」の主人公、大森一平。テレビ局を不祥事で退社した元報道マンで、シングルファーザーの義弟と子供と一緒に暮らし始めるが、実は選挙で当選するためのイメージアップが狙いだった。 だから、家族思いに見える行動も額面通りに受け取れない。「いい人で演じ切ってしまいそうになると、監督から『ここも裏の顔を持って』と言われて。僕もだまされているし、視聴者は『あの顔はどっちだったの?』と2度見したくなるかも」。自身は真逆で「香取慎吾って結構、最高男なので(笑)」。最低エピソードを尋ねると「う~ん、ないなあ。あっ、サプライズで急に友達呼ぶとか? でも結果、楽しくなるから…やっぱないですね!」。 ただ、仕事の幅が広い分、一平のようにさまざまな「顔」はあるという。「音楽とバラエティーとお芝居では、現場に入る段階から口調も含めて全然違うと思います」。そう言って、目の前でバラエティーモードをちらっと見せてくれた。「さぁ今日のゲストは!」。柔和に言葉を紡ぐインタビューの合間のたった一言。声圧や高さは段違いで、場の雰囲気が明らかに変わった。ドラマでは顔の違いをどう見せてくれるのか。楽しみで仕方ない。(大森貴弘) ■香取慎吾 かとり・しんご 昭和52年、神奈川県出身。昨年は「欽ちゃんのスミちゃん~萩本欽一を愛した女性~」(日本テレビ系)や「ほんとにあった怖い話25周年スペシャル」(フジテレビ系)などに出演したほか、音楽活動も展開した。