旅気分を盛り上げる「ルイ・ヴィトン」のドレス時計
2024年は「艶クラシコ」、つまり艶っぽさとクラシカルさを兼ね備えた腕時計の当たり年。「ルイ・ヴィトン」のエスカルコレクションからは三針モデルが初登場しました。シンプルながら、ブランドのアイコンである旅行トランクのディテールを随所から感じられます。 いまモテる時計は艶クラシコ
ワインの当たり年をヴィンテージイヤーと言いますが、2024年の時計界はさまざまなアプローチにてブランドの名作アーカイブに時代感ある艶をプラスした快作が目立ちました。つまりは艶クラシコ時計のヴィンテージイヤーだったのです。
◆ ルイ・ヴィトン/トランク由来の意匠がロマンティックな艶を生む
機能的なGMTウォッチもいいけれど、もっと旅のロマンティックな彩りとなる時計が欲しいという方には、「ルイ・ヴィトン」のご覧のクラシックな三針モデルが絶好でしょう。こちらは2024年に10周年を迎えた、エスカルコレクションの最新作。 いままで同コレクションではコンプリケーションを中心に発表し、シンプルな三針モデルはこれが初となります。ディレクターであるジャン・アルノー氏は、もっともルイ・ヴィトンらしい時計の姿を今回の新作に求めたそうで、ケースや文字盤を完全再設計したのです。 シンプルな佇まいのなかに、ブランドのアイコンである旅行トランクのディテールを随所に潜ませ、メゾンの歴史を封じ込めたような仕上がりであります。こちらのウォッチケースと一緒に旅に帯同すれば、同伴の彼女の気分も一層盛り上がること必至ですね。
トランク製造の歴史と技を時計デザインに昇華
リベット留めのインデックス、スタッズのような目盛り、モノグラム・キャンバスのシボを表現した文字盤の質感と、随所にトランクの意匠を盛り込んだ新作。ラグにもコーナーを補強するブラケットを模したパーツが配されています。ジュネーブの検定機関のキャリバーLFT023搭載。 2025年1月号より ※価格はすべて税込み価格です
写真/谷田政史(CaNN) スタイリング/河又雅俊 文/吉田 巌 編集/鈴木賢二、津坂泰輔(ともにLEON)