【写真蔵】スズキの新型コンパクトSUV「フロンクス」は2024年秋に発売予定
日本仕様は1.5L+マイルドハイブリッドを搭載
スズキが2024年秋に発売を予定している新型コンパクトSUV「フロンクス(FRONX)」。既にプロトタイプが公開されているので、そのディテールを写真で紹介しよう。 【写真はこちら】 スズキのSUVとしては、いままでなかった流麗なクーペスタイルを採用。ユニークで個性を主張するデザインだ。(全15枚)
フロンクスは、スズキのインド子会社であるマルチスズキ インディアが製造する、スズキのグローバルカーだ。2023年1月にインドでワールドプレミアされ、中南米、中近東、アフリカなどで販売されている。したがって日本に導入されるフロンクスも、インド製となる。 全長は4mを切るコンパクトなボディながら、スズキ初のクーペSUVは実際のサイズより大きく感じられる。グリルから伸びた位置に配されたスモールランプ&ウインカーと、バンパーの両端に備わるヘッドランプによる顔つきは独特だ。 インテリアは最近のスズキ車に共通の質感が高められたもので、ボルドー/ブラックの配色は日本仕様とインド仕様では異なるという。サイズから想像されるより室内は広く、リアシートのフットスペースはクラストップレベルの広さだという。 日本仕様のパワートレーンはインド仕様とは異なり、1.5Lの直4 DOHCにマイルドハイブリッドを組み合わせる。トランスミッションは6速ATで、駆動方式はFFが基本だがインド仕様にはない4WDも設定される。 安全&快適装備はこのクラスとしては十分なレベルにあり、プロトタイプの試乗ではかなりの好感度で評価されている。燃費や車両価格などの詳細は正式発表まで待たなければならないが、ヤリスクロスやWR-Vなど、群雄割拠のコンパクトSUV市場に、フロンクスがさらなる一石を投じることになりそうだ。
スズキ フロンクス(日本仕様プロトタイプ) 主要諸元 <カッコ内は4WD>
●全長×全幅×全高:3995×1765×1550mm ●ホイールベース:2520mm ●車両重量:1070kg<1130> ●エンジン:直4 DOHC+モーター ●総排気量:1.46L ●最高出力:74kW<73kW>/6000rpm ●最大トルク:135Nm<134Nm>/4400rpm ●モーター最高出力:2.3kW/800-1500rpm ●モーター最大トルク:60Nm/100rpm ●トランスミッション:6速AT ●駆動方式:横置きFF<フロント横置き4WD> ●燃料・タンク容量:レギュラー・37L ●タイヤサイズ:195/60R16
Webモーターマガジン