「朝霧JAM ’24」富士山を一望するキャンプフェス、絶対に行くべき6つの理由
3. キャンプ未経験者からベテランまで魅了する参加プラン
キャンパーの聖地、ふもとっぱらキャンプ場に泊まれるのも朝霧JAMの醍醐味だ。キャンプと聞くとハードルが高そうなイメージをもつ人もいるかもしれないが、そのあたりは心配無用である。今年の朝霧JAMは、様々なニーズに応えるべく新たなプランが追加された。 以下、順を追って説明していこう。 a)初心者におすすめ「手ぶらキャンプ」 実際、昨年の本誌取材で初めて朝霧JAMを訪れた筆者は完全なるキャンプ未経験者だった。行く前は不安もあったが、首都圏からバスで現地まで行ける「首都圏発着バスプラン」と、テントは事前に設置済で返却・撤収も不要な「レンタルテントプラン」、寝袋、ランタン、マット、チェアといった足りないキャンプ用品をレンタルして現地で受け取れる「hinataレンタル」を組み合わせたおかげで、ほとんど手ぶらで朝霧JAMを2日間堪能することができてしまった(※昨年の体験記を参照)。 大きな負担なくキャンプもフェスも楽しめたのはあまりにも快適。筆者のような車もキャンプ用品も持っていない人、荷物を極力減らしたい人は上記プランの組み合わせを強くおすすめしたい。自宅が首都圏外の場合は「会場最寄り駅発着バスプラン」で同様に過ごせるはず。こちらは日帰りでの利用も可能である。 b)新登場「宿泊プラン」 キャンプがどうしてもネックという方もいるだろう。それでも参加を諦める必要はない。なんと今年は富士市・富士宮市の宿泊施設から選べる「宿泊プラン」が新設された。夜はベッドでぐっすり眠れるし、会場までは「会場最寄り駅発着バスプラン」を利用すればハンドルキーパーに気兼ねなく楽しめるうえ、一部ホテルでは無料送迎付きで温泉でリラックスもできる。キャンプを一切することなくフェスを楽しめる、まさに至れり尽くせりなプランだ。 c)キャンプガチ勢向けの新エリア 一方、朝霧JAMに何度も訪れているようなキャンパーにとって嬉しいのは、今年から「場外・パーク&キャンプ場」という新エリアが登場したこと。国道139号線沿いの新・場外駐車場に車を停めて、朝霧高原の富士山と放牧牛という有名な風景を望むことができる。また、「ふもとっぱらパーク&キャンプ場」ではキャンプサイトに隣接する駐車場(徒歩1分圏内)に車を停めて、キャンプの聖地・ふもとっぱらを楽しめる。いずれも会場までは無料シャトルバスで約10分という立地。なお、エリアの利用にはどちらも専用駐車券の購入が必要となっている。 d)楽しみ方は自由自在 とにかくライブをたくさん観たい場合は場内キャンプサイトがおすすめだ。「RAINBOW STAGE」前に広がる「CAMP SITE A」、メインステージから少し離れた場所にあって、焚き火やアウトドア料理なども楽しめる「CAMP SITE B」の2種類がある。ちなみに、今年から「CAMP SITE B」でもレンタルテントプランが利用可能になった。 「ふもとっぱらパーク&キャンプ場」「場外・パーク&キャンプ場」では2日目の終演後翌日10:00まで、「CAMP SITE B」では翌日11:00までキャンプを継続可能。今年は月曜が祝日=3連休での開催となるので、2泊3日フルで楽しむ絶好のチャンスだ。それぞれの楽しみ方に応じて、どこに泊まるかをよく選ぼう(※キャンプエリアの詳細はこちら)。 また、車の乗り合い人数が多いほどお得になる駐車券の環境割引が今年から始まったことも特記事項である。そのため家族参加やグループでの参加がよりおすすめだが、ソロでの参加も上述したプランの組み合わせで快適に過ごすことができる。初心者も経験者もソロもグループも、あらゆる参加方法に対応しているのが今年の朝霧JAMなのだ。