大相撲・初場所は横綱同時昇進の可能性も 琴桜と豊昇龍について審判部
昇進問題を預かる日本相撲協会審判部の高田川部長(元関脇安芸乃島)は24日、14勝1敗で初優勝を飾った大関琴桜について「強い気持ちで前に出ていた。この相撲を来場所も取ってもらえれば」と評価し、初場所(来年1月12日初日、東京・両国国技館)が横綱昇進に挑む場所になるとの見解を明らかにした。 【写真】祖父でもあった先代琴桜の墓前で手を合わせる2代目琴桜と佐渡ケ嶽親方 琴桜との千秋楽相星決戦に敗れ、13勝2敗だった大関豊昇龍についても「良い相撲を取っていけば、自ずと夢に向かって、引き寄せることができる」と綱取りの可能性を示した。 相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会の横綱推薦内規には「2場所連続優勝か、それに準ずる好成績」とある。 横綱の同時昇進は寛政元年11月場所の谷風と小野川が初めてで、昭和36年九州場所の大鵬と柏戸など過去5組しかない。実現すれば、同45年春場所の北の富士と玉の海以来となる。