【ライブレポート】三代目JSB全国ドームツアーが福岡にて開幕! 新曲10曲を含む全26曲披露
■「新コンセプトを掲げて、ドームツアーに向けてずっと準備してきたので、ツアーがスタートすることにワクワクしてます」(今市隆二) 【画像】真っ赤な衣装に身を包んでパフォーマンスする三代目JSB 三代目 J SOUL BROTHERSのグループ7回目となる全国ドームツアー『三代目J SOUL BROTHERS LIVE TOUR 2024 “ECHOES OF DUALITY”』初日公演が、11月16日にみずほPayPayドーム福岡にて開催された。 全国4都市9公演4大ドームツアーとなる今回は、11月13日にリリースされたツアーと同タイトルの最新アルバム『ECHOES of DUALITY』を引っ提げ、グループとしては7回目の単独ドームツアー。 タイトルの「ECHOES of DUALITY」は、美しさや優雅さを象徴した“花びら”、困難や挑戦などを象徴した“棘”からなるグループの2024年のコンセプト“PETALÞ“(花びらと棘)を昇華させたもの。 ツアーも三代目 J SOUL BROTHERSの持つ”音楽の二面性”を体感できるライブになっており、初日公演は3万5000人を動員した。 開演前に行われた囲み取材には今市隆二、OMI(登坂広臣 / 「O」はストローク付きが正式表記)が登場。初日の意気込みを聞かれると、今市は「今年に入って三代目 J SOUL BROTHERSとしては新コンセプトを掲げて、ドームツアーに向けてずっと準備してきたので、ツアーがスタートすることにワクワクしてます」と心境を述べ、OMIは「単独ツアーとしては10度目。今年もドームツアーをやれることのありがたみを噛み締めてステージに立ちたいです。」と意気込んだ。 今回のライブのこだわりについて、OMIは「これまではセンターステージが多かったんですけど、今回はエンドステージで、グループ最大規模のLEDモニターが一面にあります。映像と演出のリンクもあり、コンセプトをしっかりと掲げたライブとして、よりグループのパワーを会場全体に届けられるステージになっているのかなと思います」と2017年の『UNKNOWN METROPOLIZ』以来となるエンドステージの構成に言及。 今市は「6年ぶりにフルオリジナルアルバムを出して、それを引っ提げてのツアーになります。新曲10曲をライブでも披露しますし、いつもより世界観を重視して、ストーリー性を持たせることで、コンセプチュアルなドームツアーになっているので、ファンの皆さんのリアクションも楽しみです」と語った。 また、先日14周年の記念日を迎え、今市は「デビューして15年後というのは想像できてなかったと思いますけど、メンバー誰一人欠けることなくやってこれたことを誇りに思います。ファンの方々がいて、自分たちも存在できているので、15年目を迎えられたことがシンプルにうれしいというか、改めて感謝の気持ちを持って活動しようと身が引き締まりました」と思いを語った。 OMIは「(10月末に開催した)『LDH LIVE-EXPO 2024-EXILE TRIBE BEST HITS-』は、各グループの強さが表面化するステージで、三代目 J SOUL BROTHERSの個々の強さや、自分たちの築いてきた14年という歴史を改めて感じました。今回のドームツアーはそれをより伝えられるステージになっていると思います」と振り返り、今回のツアーへ期待を膨らませた。 ライブは凛々しさを感じさせる衣装を纏った7人が壮大な物語の世界へと導く印象的なオープニング映像で開幕。ステージに吊られたゴンドラに乗って巨大なLEDモニターの中央に現れた7人の姿に会場からは大歓声が上がった。 1曲目から最新アルバムのリード曲「DEVELOP」を披露し、圧巻の特効演出とパフォーマンスに会場の熱気は急上昇。 怒涛の展開で進む前半戦、先日11月10日のデビュー日に10th Anniversary REMASTEREDバージョンをリリースした三代目 J SOUL BROTHERSの代表曲「R.Y.U.S.E.I.」では、しっとりとした曲調で始まるイントロから、次第にアップテンポな展開へと移り変わる構成で、日本中に親しまれるヒット曲の新たな一面を魅せた。 ストリングスのイントロが印象的な新曲「LIT IT UP」では、映し出される壮大な滝の映像を背景に、サポートダンサー74人と大迫力のパフォーマンスを披露。同じく新曲の「Make up」ではボーカル2人がまるでメイクアップのオーダーを交わすような雰囲気でスタイリッシュに歌い上げた。 中盤では熱気に満ちたライブから一変、バラード曲で三代目 J SOUL BROTHERSのもうひとつの表情を見せる。切なさあふれるミディアムバラードの「Baby don’t cry」を披露した後、今回のライブでは会場ごとに特別な1曲をバラードで届ける構成に。福岡公演では、秋にぴったりの名曲「C.O.S.M.O.S. ~秋桜~」が披露され、哀愁漂うメロディで会場全体を包み込んだ。 バラードコーナーが終わると突如モニターには可愛らしいメンバーデザインのキャラクターが登場し、Performerコーナーがスタート。パフォーマー5人が一気にそれぞれの世界観に引き込んだ。 いよいよ後半戦。LIVEの定番楽曲を中心に構成されたメドレーでは、ペンライトを振ったり踊ったりと会場の一体感は最高潮に。熱気に満ちた会場が「銀河鉄道999」や「O.R.I.O.N.」で一つになると、MCでOMIが「楽しんでくれましたかー!」と会場に問いかける場面も。 終盤では全身赤い衣装に身を包み「BLAZE」を披露。闘志と熱い想いを歌詞に落とし込んだ楽曲で、ラストまで疾走感のあるパフォーマンスを魅せつけたまさに圧巻のステージでだった。 最後は、メンバーが登場した時と同じく一列に並んだかと思えば、全員ステージから仰向けに落ちるという衝撃的な演出で幕を閉じた。 7度目となるドームツアー、観客を圧倒的なスピード感でグループの世界観に引き込みつつも、三代目 J SOUL BROTHERSの新たな一面と進化し続ける姿を存分に感じさせた初日公演。 『三代目J SOUL BROTHERS LIVE TOUR 2024 “ECHOES OF DUALITY”』は、12月22日に大阪・京セラドームで迎えるファイナルまで続く。 リリース情報 2024.11.06 ON SALE DIGITAL SINGLE「DEVELOP」 2024.11.10 ON SALE DIGITAL SINGLE「R.Y.U.S.E.I.’ 10th Anniversary REMASTERED ver.」 2024.11.13 ON SALE ALBUM『ECHOES of DUALITY』
THE FIRST TIMES編集部