「今季最高の出来で負けた」前半圧倒したドルトムントの敗戦にドイツメディアは唖然「マドリーは信じられないほど幸運」「敗北に値しない」
「最高のチャンスを数多く作った」
現地時間6月1日に開催されたチャンピオンズリーグ(CL)の決勝で、27シーズンぶり2回目の優勝を目ざすドルトムントがレアル・マドリーと対戦。0-2で敗れ、宿敵バイエルンに屈した11年前のファイナルと同様に、ウェンブリーで涙をのんだ。 【動画】ドルトムントが痛恨のミスで失点 ドイツの雄は前半、最多14度の優勝を誇るマドリーを圧倒。カリム・アデイェミやニクラス・フュルクルクが次々に決定機を作り出し、2、3点を奪ってもおかしくない内容だった。 だが、チャンスを逃したツケが後半に回ってきた。74分にCKからダニエル・カルバハルのヘディングシュートで失点すると、83分にもイアン・マートセンのパスミスをカットされ、ヴィニシウス・ジュニオールのシュートで被弾。これで勝負は決した。 前半のパフォーマンスが良かっただけに、ドイツメディアも落胆を隠せない。『Muenster Landzeitung』は「BVBはチャンピオンズリーグ決勝のレアル・マドリー戦でおそらく今季最高のパフォーマンスを見せたが、やはり負けた。カルバハルとヴィニシウス・ジュニオールがドルトムントの夢を打ち砕いた」と伝えた。 「70分以上にわたり、ボルシアはシーズンで最も重要な試合で今季最高のパフォーマンスを披露し、レアルを追い込み、特に前半には最高のチャンスを数多く作った。しかし、ゴールを決めたのはマドリーだった」 同メディアは、「結局、2-0でマドリーが15回目の優勝を果たした。その幸運は信じられないものだった。ドルトムント側のスタンドからは、実際にはこの敗北に値しない敗者に対して多くの慰めと感謝の拍手が送られていた」と綴っている。 素晴らしい戦いぶりだったが、11年前のリベンジは果たせなかった。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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