【阪神】岡田監督「こっちが自滅やろ」と〝怒りモード〟 鯉打線の猛攻浴び11安打6失点
序盤で勝負が決する展開に、虎の指揮官もあきれ顔だった。阪神は21日の広島戦(マツダ)で2―6と完敗。3回終了時点で5点ビハインドとなる一方的な流れとなっただけに、岡田彰布監督(66)は「そらきキツイわな」と肩を落とした。 カープ打線の対策はできていたはずだった。ところが村上―坂本のバッテリーは初回から1番・秋山に初球をいきなり左中間二塁打を浴び、暴投と野間の右前適時打で1失点。2回も先頭の末包に初球を左翼線への二塁打を許し、林の右前適時打で2点目を失った。 だからこそ指揮官は技術的な問題よりも、傾向対策の部分で厳しく注文をつけた。 「結局、攻め方よりカウント入り方やんか、初球の。2回もそうやし。こないだ(5月7日の広島戦)もそうやったやろ。対策してないやろ。そんな、対策してたら初球ボールとかやるやん。この前(4月30日の同カードで秋山に先頭打者)ホームラン打たれたやん、初球を」 カープ打線が浅いカウントから積極的に打ちに出る傾向に関しても「ずっとやんか。分かってるやんか」とバッサリ。さらに続けて「こっちが自滅やろ。こっちのミスやんか。結局は」と話せば話すほど〝怒りモード〟が加速していった。 首位はキープしたとはいえ、2位・カープに0・5ゲーム差と迫られた。「交流戦までの広島、巨人との6試合をいい形で」と話していた岡田監督だが、幸先の悪いスタートとなってしまった。
東スポWEB