【博多ストーカー殺人】裁判メモ(1)「結婚を考えた」女性に、男は「刃物を手に取り」「17回刺した」
◆アプリが示す「18時06分」
Q「アプリの履歴だと18時02分~18時06分に歩いていない時間があるが?」 A「ケータイ代を払うか払わないか迷っていました」 Q「18時06分、来た道を戻っているが?」 A「中洲の焼肉屋に早めに行って酒を飲もうかと」 (※検察側によると、犯行当日の1月16日、18時06分に川野さんを発見、18時13分に殺害した、とされている) Q「ミーティング行こうとしたらどうなった?」 A「川野さんと会って傘を当てて『なにしとんねん』と」 Q「(川野さんと)会うことを予想していた?」 A「していないです」 Q「『なにしとんねん』と、博多弁は使わない?」 A「使いません」 Q「待ち伏せは?」 A「していません」 Q「するとしてたらどこでする?」 A「会社ちゃいますかね」 Q「ミーティングの内容は?」 A「1カ月の目標とか、何があったかとか」 Q「しなかったことは?」 A「ないですね」 Q「(ミーティングに)行かないとペナルティは?」 A「ないですけど、みんな集合しているから来いと」 Q「必ず出席?」 A「一番下なんで」 (ここまで弁護側の被告人質問)
◆「結婚を考えていた」「愛していた」が…
<検察側からの被告人質問> Q「川野さんと交際は令和4年(2022年)4月頃から?」 A「はい」 Q「好きでしたか?」 A「そうですね」 Q「どこが?」 A「一緒にいて同じタイミングで笑えたり、気が合った」 Q「これまでの女性とくらべると?」 A「人それぞれなんですけど、中身の違う人が現れたなと」 Q「どんなところが違う?」 A「うーん…一緒にいて変えてくれる人」 Q「自分自身を変えてくれる?」 A「部屋の掃除とか、ドラマを見るのが楽しくなった。テレビとか見ないほうなんで」 Q「捜査段階で川野さんのことを『一番愛した女性』と言っていたが…」 A「はい」 Q「結婚は考えたか?」 A「考えていました」 Q「いつごろから?」 A「夏頃から」 Q「優しかった?」 A「ですね」 Q「理解してくれていた?」 A「はい」 Q「川野さんはいつでもあなたの味方とか、川野さんのことだけ信じれば良いとか、声をかけてくれた?」 A「はい」 Q「そういう言葉を聞いてどう思った?」 A「安心しました」 Q「交際当時、川野さんの位置づけは?」 A「愛していましたね」 Q「愛していた女性を殺害したことをどう思う?」 A「ショックと後悔と申し訳ないという気持ちです」 Q「事件後いろいろと考えたと思うが、どうすればよかったと?」 A「包丁を持っていかなかったらよかったなと」